女芸人やす子、トークスキル向上で圧巻の快進撃…松本人志も感嘆した共演者イジり
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女芸人・やす子が快進撃を続けている。ソニー・ミュージックアーティスツ所属のやす子はピン芸人でありながら即応予備自衛官でもあることから“元自衛隊芸人”として活躍している。
「彼女は2021年に放送された『ぐるナイ』(日本テレビ系)の若手発掘企画『おもしろ荘2021』で3位に選ばれ、注目を集めました。その主な要因は、ネタというより、元自衛隊出身という肩書き、そして迷彩服を着ているという見た目が大きかったでしょう。『おもしろ荘』からは、ひょっこりはん、『シカゴ!』のフレーズが印象的な、ゆめちゃんなどが輩出されてきました。やす子も彼らのようないわゆる“キャラ芸人”の部類に入るため、一時はすぐに消費されてしまうのではと思ったのですが、ここにきてめきめきと地力をつけてきたのです」(放送作家)
それがわかる印象的なシーンが、3月10日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)にあった。同番組でやす子は、以前に小学校6年生のときの写真をツイッターで投稿したところ、ファンを中心に「かわいい」と大バズりしたことを報告し、「でも、6年生のときにモテてたかって言われるとそういうことも一切ない」「ネットで調べたら、モテ期は一生に3回くるらしい」と語った。
ここまでは普通のトークかと思いきや、その後「さらに調べると、30歳までに恋愛をしないと、おかしな人間になるって書いてあったんですよ」と珍妙な説を持ち出し、「自分は確かに恋愛経験がない。今年の9月になったら25歳になってしまう」と危機感を募らせつつ、「みなさんにはモテ期はきたのか?」とトークテーマを提示したのだ。
「通常の筋運びでいえば、『自分には恋愛経験がないが、モテ期が一生に3回くるらしい。みなさんにはモテ期はきたのか?』というフリでいいわけです。しかし、そこを彼女は『大バズリした小6の写真』から入り、『30歳まで恋愛をしないと、おかしな人間になる』という絶対ツッコミたくなる説をまぶすなど、トークテーマにたどりつくまで飽きさせなかった」(同)
しかも、やす子はテーマを出した後、共演者の話を聞く側に回るかと思いきや、自虐ネタを放り込んだ。
「『一度も恋愛したことがない』と改めて告げると、『街中歩いていたら小石田純一さんに間違えられたりしますし、タイに行ったらトゥクトゥクの運転手に間違えられますし、この髪型で歩いていたらチャイニーズマフィアと言われたり、モテるというよりおもしろがられるという感じ』と、不遇な身の上について小気味良く話を展開したのです。
さらに圧巻だったのが、共演者イジりでした。この日は松本人志をはじめ、千鳥、酒井美紀、A.B.C-Z・河合郁人、キックボクサー皇治がいたのですが、やす子は『酒井さんや河合さんとかメチャメチャ、モテたと思う。皇治さんも強いですし』とほめちぎった後、千鳥にも言及。『お二人は……大悟さんは除いて、みなさん、あると思うんですよ』と、大悟でオトしてみせたのです」(同)
これに大悟は「ワシ、ワシ、除かれた? 今」と狼狽し、「まさか……ツッコめんかった」と絶句。ノブも相方がターゲットにされたことに驚きながら、「(大悟への)ブサイクモテないイジり初めて」と感心。さらには松本までもが「やす子、そんなテクニック使うんや!」「腕上げてきちゃって」と感嘆していた。
「この間2分ほどでしたが、事前に用意していたであろう筋運びとはいえ、見事というほかありませんでした。出たての頃は発言の後に『ハイ~』で強引に締めくくろうとする姿もみられましたが、トークスキルがかなり上がっていることを思い知らされました」(同)
その愛らしさは維持しつつ、このまま話術を磨いていけば、いずれMC席に立てる日もくるかもしれない。
「ただし、今のところ手持ちのネタが、恋愛経験がないということと自衛隊での生活、また『しゃべくり007』(日本テレビ系)でも明かしていましたが、家庭環境が複雑で父親とは20年以上音信普通だったということぐらいです。たとえば、超節約家だったり潔癖だったり、プライベートの意外な素顔が判明するような展開があれば、さらに注目度が増すはず。あるいは、初めての彼氏ができるといった変化などがあれば、さらにトークテーマも広がりそうです」(同)
成長を続けるやす子の今後の活躍が楽しみだ。
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