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ペヤング「味噌煮込み風」「ちゃんぽん風」「黒豚骨」3品実食、真面目系と思いきやまさかの…裏切り!

こっちも油攻撃が激しい!!「ペヤング 黒豚骨やきそば」

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「ペヤング 黒豚骨やきそば」(2023年2月27日発売)

 最後にレビューするのは、「ペヤング 黒豚骨やきそば」214円(税別)。名古屋、長崎ときて、今度は黒マー油ラーメンの熊本。本気で「実はご当地味でした」シリーズ化していくのかもしれませんね。

「黒豚骨」とは、焦がしニンニクを効かせた豚骨ですが、「ニンニク」も「豚骨」もペヤングの得意とするフレーバーなので、今回の3品で最も地に足のついた商品に見えます。

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分厚い豚骨と油まみれが特徴

 豚骨ベースに焦がしニンニク油の風味を効かせたソース。豚骨の旨みが重厚に感じられると同時に、こちらもかなり油ギッシュ。不意に食べると気持ち悪くなってしまうレベルのすごい油です。油ギットギトの豚骨味ソースとしてかなりのヘビー級です。

 反面、黒マー油の焦がしニンニクの部分はそれほど強くなく、「黒豚骨」味としてはやや物足りないものになっています。これで焦がしニンニクもしっかり効いていたら、パワーと再現性を兼ね合わせるすごい味になっていたところ。ですが、どうやらペヤングは、油まみれのカップ焼そばが作れれば「黒」かどうかはあまり関心がなさそうです。

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いつもの麺が油をまとって別物に感じる

 麺はいつものペヤングの中細で縮れのついた油揚げ麺ですが、油が絡まってほぐれがよく、いつもと違う麺のように感じました。油まみれで温度が下がりにくいため、ちょっとアツアツなのもいつもと別物感がある部分です。湯戻しを短めにしてかためで食べるのがオススメです。

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黒豚骨よいうより中華そばのような具

 具は、メンマ、ネギ、ナルトの組み合わせ。黒豚骨というより中華そば的な組み合わせとなっています。キクラゲとか入っているともうちょっと黒豚骨らしくなったのではないでしょうか。

 肉系の具は入っていませんが、大量のメンマが食感でアクセントになっていて、ナルトやネギもたくさん入っていました。具のボリュームがあるのはペヤングらしい部分です。

ペヤングは真面目路線から攻撃的にシフトチェンジ?

 実はご当地カップ麺的な色合いが強い、真面目路線の創作カップ麺3品ーーのつもりでレビューしましたが、実際食べてみたら全然、違いました。真面目な創作カップ麺は最初の「味噌煮込み風うどん」だけで、「ちゃんぽん風うどん」と「黒豚骨やきそば」は分厚い油量によって、むしろ攻撃的な面が強い商品でした。

 意図的なのかはわかりませんが、「獄激辛」の新商品登場も相まって、ペヤングは真面目路線からもっと攻撃的にシフトチェンジしようとしているのかもしれません。次にどんな商品が登場するのか、楽しみであり恐怖でもあります。

オサーン(カップ麺ライター)

カップ麺ブロガー&ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

おさーん

最終更新:2023/04/15 12:52
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