WBC、ヌートバーが連日の取材攻勢でダウン寸前?代表関係者はピリピリムード
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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初の日系人選手のラーズ・ヌートバー(米メジャーリーグ・カージナルス)。アメリカ人の父親と日本人の母の間に生まれたことから今回、侍ジャパンのメンバーとして入ったが、一躍注目の的になっている。
25歳のヌートバーはメジャー選手として歩み出したばかりの若手の部類。ミドルネームは「たつじ」で、3月に大谷翔平と同タイミングで来日、チームに合流すると、ナインは特製の「たっちゃんTシャツ」を着用して歓迎した。
合流前は実力が未知数なため不安視されることも多く、元巨人の高橋尚成氏は「ヌートバー不要論」をしきりに展開したが、いざ試合が始まるといい意味で期待を裏切った。
9日から始まった一次リーグでは中国、韓国、チェコ、オーストラリア相手にいずれも「1番・センター」でスタメン。全試合でヒットを記録しただけでなく、落ちそうな飛球をダイビングキャッチしたり、相手の守備がもたつく間に次の塁を陥れるなど、走攻守全てにおいてハッスルプレーが目立った。応援歌での呼びかけは「たつじ」と、以前から侍ジャパンの選手であるかの如く溶け込んでいる。
一瞬のうちにブレークしたことでユニホームなどを提供するオフィシャルサプライヤー企業は緊急でヌートバーグッズを製作、販売に乗り出した。また来日中の母親や親族を地上波テレビ局が密着で取材するなど熱を帯びている。
「扱いは五輪日本代表選手のレベル。ヌートバー選手の誕生から育った背景、侍ジャパン入りまで全てが初めてで視聴者も興味がある。旬な話題にスポットを当てるのがテレビ業界の定石だが、まさにそれを地でいく男」(在京テレビ局情報番組スタッフ)
しかしながら、急激なフィーバーぶりはヌートバーにも大きな負担をかけている。
「連日の取材攻勢にヌートバーもまいっているようです。野球以外でストレスを感じると本業にも影響が出るのは避けられず、代表関係者はピリピリムードです。3月11日、12日の試合後は報道陣の呼びかけに応じることなく、そのまま素通りでバスに乗り込んだ。試合がなかった15日も英語が堪能な外国人記者の取材だけ応じて帰ろうとするなど、よそよそしい態度が目立ってきた。このままご機嫌にやってくれたらいいのでしょうけど……」(同)
今週に入って情報番組でもヌートバー秘話にスポットを当てる番組が出てきた。需要と供給のバランスを取るのはいささか難しいようだ。
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