音霊魂子が謝罪!ローレン・イロアスも…配信で差別発言がなくならないワケ
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チャンネル登録者数68万人を誇るVTuberグループ・あおぎり高校のメンバーである音霊魂子(おとだまたまこ)が3月13日、配信中の“不適切発言”を謝罪した。
音霊は12日、生配信中を実施。ボウルに入れたバナナをつぶす作業をする場面があり、その際、しゃもじを使っていたことから、「しゃもじはご飯入れるやつだろ? わかってるんだよ、それぐらい僕でも。バカでも僕でも、チョンでも」と、朝鮮半島出身者への蔑称を含む発言をしていた。
この配信後、一部視聴者から本人に問題を指摘する声が寄せられたようで、音霊はTwitterで「自分自身、差別的意味が含まれていることを知らず、不用意に話してしまいました。見てくださった皆様に不快な思いをさせて申し訳ございません」とツイート。
問題の配信動画を非公開にしたことを報告しつつ、「今後はしっかり勉強し、このようなことがないよう気を付けてまいります」と反省の弁をつづっている。
さらに、あおぎり高校をプロデュースするクリエイトリングも、この件について公式Twitterでコメントを発表。「『音霊魂子』に確認しましたところ、自身の発言が、一部地域・国民に対する差別的意味が含まれることを認識しておりませんでした」と改めて説明し、「本人に対し、厳重注意処分としたうえで、コンプライアンス教育を実施することと致しました」と報告している。
同様の騒動といえば、昨年6月にも、エデン組のメンバーでもあるにじさんじ所属のローレン・イロアスが、配信中に韓国人特有の精神疾患とされる「火病(ファビョン)」を元にしたネットスラング「ファビョる」を用いたため、問題視される事態に。
その後、ローレンもやはり、Twitterで「言葉の意味を十分に理解しておらず、沢山の方を不快にさせてしまい大変申し訳ありませんでした。今後より一層発言に気を付けたいと思います」と謝罪していた。
さらに、同月には、6人組YouTuberグループ・東海オンエアの動画内で、ゲームの内容をなかなか理解できずにいたメンバーのとしみつが、「俺のことガイジだと思ってる?」と問いかける場面があった。
「ガイジ」とは「障害児」を略した蔑称であるが、これを聞いたほかの一部メンバーが爆笑していたことから、「この動画を平気で公開する神経がショック……」と落胆するファンも見られた。なお、問題のシーンは現在、動画からカットされているようだ。
また、当時、アイドルグループ・たこやきレインボーのメンバーだった女優・春名真依が、差別発言が原因で活動自粛に追い込まれたケースも。
2021年2月に同グループ公式YouTubeチャンネルで行った生配信で、「餓鬼」の意味を聞かれた春名が「魑魅魍魎」と答えようとしたところ、誤って「穢多非人みたいな感じのやつ」と蔑称を用いて回答。
その後、これを所属するスターダストプロモーションが重く受け止め、活動自粛を発表。約1か月後に活動を再開した春名は、インスタグラムで「芸能活動を自粛させていただいている期間に、専門機関のサポートを受け、多くのことを学び、実際にお話を聞いたり、実際に見て感じて、自分の知らないことをたくさん知りました」と再発防止に努めていたことを明かしていた。
東海オンエアはさておき、このような騒ぎは、配信者がその言葉の意味や語源を十分理解していないケースが多い。
本人の勉強不足はもちろんだが、ネット上ではテレビで放送禁止用語に指定されているような差別発言をあえて軽いノリで使い、ネットスラング化させる風潮が半ば定番化。そのため、一般用語と差別用語の区別がつきにくくなっていることも問題といえそうだ。
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