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東出昌大は完全に許された? 4カ月で3本の主演映画ラッシュのカラクリ

東出昌大は完全に許された? 4カ月で3本の主演映画ラッシュのカラクリの画像1
東出昌大(Getty Images)

 度重なるスキャンダルですっかり表舞台から消えた東出昌大が、少しずつ息を吹き返している。

 東出は2020年1月に共演者の唐田えりかとの不倫が報じられ、8月に妻の杏との離婚を発表。これで懲りたかと思いきや、21年10月、映画のロケ地に新恋人を呼び寄せていたことが所属事務所の逆鱗に触れ、事務所をクビになった。

しかし、昨年12月に『天上の花』、今年1月に『とべない風船』、3月10日に『Winny』と、3作続けて主演映画が公開。4カ月で3本のハイペースだ。

「東出はずっと“良き夫”、“おしどり夫婦”と見られていましたが、唐田との不倫でイメージは崩壊。CMを全て失い、事務所に多大な迷惑をかけました。しかも、自分のせいで離婚したのに、杏に払った養育費は月に1万円だけという話。そのあと、ロケ地に女を連れ込んで事務所からも愛想を尽かされたという経緯も相まって、もっぱら“クズ男”という印象です。

 最近は人里離れた山奥で生活しているそうで、猟師としてイノシシやシカなどを狩り、さばいているとか。ただ、10日に公開された『Winny』の舞台挨拶では、『僕には芝居しかない』とも語っており、あくまでも軸足を置いているのは俳優のようです」(フリー芸能記者)

 東出の山奥生活を取材したフジテレビによれば、住まいには暖房器具がなく、薪で煮炊きをしており、水道は山から引いたもので、水道代はゼロ。「生活費は月2万とか2万5000円とか」という生活だという。まるで自らに罰を与えるかのような生活だが、俳優として少しずつ存在感を示し始めているのも事実だ。

「先日公開された『Winny』は、ファイル共有ソフト『Winny』を開発したプログラマーの金子勇さんの実話を元にした物語。天才的なプログラマーが排除され、しかも無罪判決の1年半後に急逝した悲劇が映画化され、メディアでも大きく取り上げられています。

一方、昨年12月に公開された『天上の花』は、萩原朔太郎の大回顧展の記念映画で、東出が演じたのは詩人の三好達治。1月に公開された『とべない風船』は、2018年の西日本豪雨で被害を受けた広島県を舞台にした物語。演技力が求められる作品への出演が相次いでいます」(エンタメ誌記者)

 立て続けにあれだけの騒動を起こせば、完全に業界から干されても不思議でないのに、まさかの出演ラッシュが続く東出。ただ、この状況だけで彼が“許された”と考えるのは早計だ。

「主演作の公開が続いていますが、これらはすべて東出が騒動を起こす前に決まっていた仕事。東出の騒動とコロナで公開が遅れていたのが、ここに来て一気に公開されただけです。どれも不倫騒動の時期に公開するような内容の映画じゃありませんでしたからね。

 今後も東出に声を掛ける映画関係者はいるでしょう。東出はスキャンダルも含めてとにかく知名度がある。どれだけ良い作品ができても、メディアに取り上げてもらえなければ、話題になることなく埋もれてしまうだけですが、東出が出演すれば大手メディアは必ず取材に来てくれる。これは大きい。今の状況ならギャラ交渉も強気に出られますし、無名の若手の作品などでは重宝されるはずです。

 ただ、今回の『Winny』公開に関する報道へのネットの反応を見ると、東出が世間から許されているとは到底思えません。世捨て人のような生活を送っていても、『養育費ぐらい払えよ』と言われてしまえば、彼には返す言葉がない。

また、所属事務所が発表した『怒りというよりも、徒労感と虚しさ』『これ以上、共に歩くことはできない』という怒りの声明文は芸能関係者に衝撃を与え、どの事務所も彼を拾う気配はありません。どの世界も不義理に厳しいのは同じ。ダーティーイメージを払拭するには、まだまだ相当時間が掛かりそうです」(芸能関係者)

 いっそのこと、元・義父にでも相談してみるか。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2023/03/15 20:00
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