東大が日本人の性生活を調査 日本は男女ともに風俗大好きと判明…
#鷲尾香一
女性の約15%、男性の約20%はこれまでの生涯であらゆる形態の性交渉をした相手がいないという衝撃の調査結果を東京大学の調査チームが2月27日に発表した。
https://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/PR/2023/release_20230227.pdf
調査対象は20~49歳の男女8000人で、オンラインで「日本人の性的行動に関する全国調査」を実施した。調査は日本の人口を反映するように、性別で層別化し、年齢、婚姻状況、居住地域を重み付けして行われた。
回答者の属性は、
・既婚者 女性56.5% 男性50.0%
・未婚(交際相手がいて同棲中) 女性2.7% 男性1.8%
・未婚(交際相手がいて同棲なし) 女性8.7% 男性6.7%
・未婚(交際相手なし) 女性32.0% 男性41.5%
となっているが、性的指向では、
・性的指向が異性に向いている「異性愛者」 女性82.9%、男性87.4%
・他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かない「無性愛者」 女性10.0%、男性6.9%
・男女どちらにも性愛感情が向く「バイセクシャル」 女性5.5%、男性3.4%
・同性愛へ性愛感情が向き「ホモセクシャル」 女性0.9%、男性2.0%
だった。
調査結果によると「性交渉経験」では、
・これまでの生涯であらゆる形態の性交渉(膣、肛門、口腔内)をした相手がいなかった
女性15.3%、男性19.8%が
・過去1年間に性産業従事者との性交渉含め、週1回以上の性交渉があった
女性13.0%、男性13.2%
・過去1年間に性産業従事者含めて性的パートナーがいなかった
女性45.3%、男性44.5%
と回答している。
この結果について、欧米でも日本同様に性交渉未経験者の割合は年々増加傾向にあるが、その数値は日本と比較すると依然として低い(例:英国では25-34歳の女性の10%、男性の7%で性交渉経験が無いと回答)としている。
さらに、日本では性的活動が不活発で過去1年間に性的パートナーがいなかったとの回答割合は、他の先進諸国の割合と比較すると突出して高い(例:2016年にドイツで過去1年間に性交渉経験がないと回答したのは女性・男性ともに約20%前後)と指摘している。
「性生活への満足度」の調査では、
・満足している
女性27.8%、男性23.1%
・満足していると思わない
女性17.6%、男性27.1%
「性交渉の頻度」では、
・性交渉の頻度を増やしたい
女性26.0%、男性46.4%
・性交渉の頻度を減らしたい
女性13.4%、男性5.8%
「性交渉に対する考え方」では
・とても大切だ、やや大切だ
女性37.4%、男性54.2%
・あまり重要でない、全く重要でない
女性33.8%、男性16.1%
と回答している。
「性産業やポルノグラフィーの利用」」では、
・これまでにポルノグラフィーを利用したことがある
女性35.5%、男性84.1%
と回答しており、性生活への影響については、
・ポルノグラフィーの利用が性生活に悪い影響を与えている
女性2.6%、男性4.1%
・良い影響を与えている
女性9.6%、男性19.3%
と肯定派が多くなっている。
また、性的産業のサービスについては、
・これまで性的産業のサービスを利用したことがある
女性4.0%、男性48.3%
との結果が。なお、男性が最もよく利用するサービスは、ソープランド(30.6%)、コールサービス(ファッションヘルス・デリバリーヘルス)(27.1%)、ピンクサロン(19.5%)だった。
性的産業のサービスについては、スウェーデンでは生涯で性産業に対して金銭等の報酬を提供したことがある割合は、16~84歳の男性で約10%、女性では1%未満にとどまる。イギリスでも過去5年間の間に性交渉のためにお金を支払ったことがあると報告した男性の割合は、年齢層を超えて3~5%の範囲、女性ではほぼゼロであった点をあげ「日本では性産業の利用が諸外国と比較して圧倒的に高い」と指摘している。
調査結果について調査チームは「ほかの高所得国と比較して、日本では性交渉経験が乏しく、また性交渉への満足度も低いことが明らかとなった」としている。
分析結果は2023年2月27日、専門誌「JournalofSexResearch」に掲載された。
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