WBCへの関心薄めな『キョコロヒー』で予習をしたら
#スポーツ #テレビ日記
水卜麻美「いいお友だちがいる(泣)」
テレビでよく涙を流すアナウンサーといえば誰か。かつてであれば、その答えは迷わず徳光和夫だった。その一択しかなかった。しかし、現在はどうだろう。候補は2人いる。
日テレで徳光の涙方面を引き継いでいるのは、やはり水卜麻美アナウンサーだろう。徳光とともに『24時間テレビ』(日本テレビ系)にも例年のように出演している彼女。7日の『午前0時の森』(同前)で、こんなシーンがあった。
この日は、若林正恭(オードリー)の生前葬を行う企画が放送されていた。実際の葬儀社の人もゲストに招き、ひと通りのレクチャーを受けた上で臨んだ式。友人スピーチ(弔辞)を送る友人代表として登場したのは、土屋伸之(ナイツ)、佐藤満春(どきどきキャンプ)、そして春日俊彰(オードリー)だった。
若手時代の思い出や、仕事に臨む若林の姿勢などを語る3人。もちろんそこはバラエティの企画、それぞれ若林を軽くイジり笑いを交えながら、ちょっといい話にも聞こえるエピソードを交える塩梅でスピーチしていた。
若林はそんな“弔辞”にツッコミながら、基本的に笑って聞いていた。特に春日のパートは、合間に若林がツッコむことでちょっと漫才っぽくもあった。
が、水卜アナの受け止め方はちょっと違う。土屋のスピーチの途中で真剣な表情を見せると、佐藤の登場に目頭を押さえはじめる。佐藤がスピーチをはじめると涙を流し、その涙腺は春日の“弔辞”でさらに決壊する。「なんでミトちゃんが泣いてんのよ」「全国民であなただけよ」などとツッコむ若林。水卜アナは次のように感想をもらした。
「いいお友だちがいる。若林さんのことちゃんと見てくれてる(泣)」
2人目の候補は、『ラヴィット!』(TBS系)でMCを務めるTBSの田村真子アナウンサーだ。10日の同番組のオープニングのテーマは、この日がまさに徳光和夫の誕生日だったからという理由で「おすすめの泣けるもの」だった。
最初にプレゼンしたのはショーゴ(東京ホテイソン)。TBSでかつて日曜深夜の放送休止前に放送されていた、ショートアニメ『象の背中-旅立つ日-』を紹介していた。父親の象がまだ幼い子どもを残して死んでしまうアニメなのだけれど、なるほど、歌もあいまって感動を惹起する映像である。が、そんな展開になる前、まだパパ象が命を落とすことがわかる前、映像がはじまってすぐにワイプの田村アナはもう泣き顔。クライマックスではもうボロボロである。
VTRが終わると、画面は泣いている田村アナのアップ。その泣きっぷりに川島明(麒麟)はツッコんだ。
「ウミガメやったら産卵してますよ」
水卜アナと田村アナ。徳光和夫の涙を継承するのは誰だろう。継承したいものなのかどうなのかわからないけれど、私はWBC以上に勝手に盛り上がっている。
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