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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 白金高輪vs麻布十番、将来性はどっち?
不動産価格の高騰、ついに潮目がきた!不幸にならない再開発の街購入(白金高輪VS麻布十番編)

「白金高輪」と「麻布十番」再開発続く人気エリア、将来性はどちらが高い?

2.乗降客数の推移とその比較

白金高輪駅構内の様子
白金高輪駅構内の様子

 東京都交通局が発表している『各駅の乗車人員』のデータを基に、『白金高輪駅』と『麻布十番駅』を利用する乗降客数の推移を比較していきます。

各駅乗降客数の推移
※参照:「国土数値情報(駅別乗降客数データ)」(国土交通省国土政策局)

 データを確認すると、2004年からコロナ禍前の2019年までの15年間で、白金高輪駅の乗降客数は20,049人(約88%)増加しています。

 一方の麻布十番駅も、13,666人(約38%)と大きく増加しています。

 しかし、コロナ禍になった2020年に、どちらの駅も大きく乗降客数は減少しています。

 コロナ禍の終息に向けて以前と同程度の数値に戻っていくのか、テレワークの普及により、終息後も以前ほどの数値まで戻らないのか、注目していきたいところです。

3.治安や地盤の安心は?

 ここからは不動産を購入するうえで欠かせない、治安や地盤、災害の影響についてそれぞれのデータを比較していきます。

●3-1.刑法犯の推移とその比較

過去5年間の刑法犯の推移
※参照:警視庁

 上記のグラフは、各エリアを管轄する高輪警察署、麻布警察署が発表した、過去5年間における刑法犯の推移です。

 グラフを確認すると、どちらの駅も直近5年間で刑法犯が大きく減少していることがわかります。

 さらに、港区では2021年度から2023年度まで「港区生活安全計」を実施しています。

 区民生活に身近な場所で発生する犯罪及び火災の防止や、道路や公園等の公共空間における義務・マナー違反等の環境改善を図っており、今後ますます治安良化が期待できそうです。

●3-2.地盤の安心比較

白金高輪の建物倒壊危険度
※参照:東京都【地域別危険度】|地震情報サイトJIS

 白金1丁目~6丁目までを見てみると、一番地盤の揺れに対し危険度が低いのは、白金4丁目ということがわかります。

 1番危険度の高い場所は、白金6丁目でした。

 総合危険度は東京都5117町丁中、483位と危険度は比較的高いエリアです。
白金エリアで不動産を購入する際は注意が必要なエリアといえます。

麻布十番周辺の建物倒壊危険度
※参照:東京都【地域別危険度】|地震情報サイトJIS

 続いて麻布十番1丁目~4丁目までを確認すると、一番危険度の低い地域は4丁目であることがわかります。

 1番危険度の高い場所は、麻布十番2丁目でした。

 軟弱な地盤で、地震が起きた場合に揺れが増幅されやすいことから、地震の揺れに対して比較的危険度が高い地域であると分析されています。

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