「白金高輪」と「麻布十番」再開発続く人気エリア、将来性はどちらが高い?
#不動産投資 #東京これから買える街 #麻布十番 #白金高輪
1.人口や世帯数、年収の比較
2000年に開業した『白金高輪駅』は、『東京メトロ南北線』と『都営地下鉄三田線』が乗り入れ、駅周辺は交通アクセスの利便性に恵まれた邸宅街として昔から人気を集めてきました。
そんな『白金高輪』エリアでは今、複数の再開発が並行して行われています。
最も大きな規模を誇る『白金一丁目東部北地区市街地再開発』は、2013年に都市計画決定がされ、2023年4月竣工予定です。
今大注目の『SHIROKANE The SKY(以下、白金ザ・スカイ)』もこのエリアにあります。
『白金ザ・スカイ』の販売は好調で、7階部分の約35平米1LDK・5000万円台は43倍で抽選販売となったほどです。
既に300戸を超える住戸が供給済み、第3期・1次販売も好調です。
一方の『麻布十番駅』は、2000年に大江戸線や南北線が開通し、六本木や白金高輪に挟まれ、東京でも有数のセレブが集まる街です。
2022年現在、麻布十番駅周辺では、『三田小山町西地区第一種市街地再開発事業』と呼ばれる約2.5haの大規模な再開発事業の計画が進められています。
リリースされている情報によると、三田一丁目地区を北街区と南街区の2つのエリアに分けて、住居やオフィス、商業施設などで構成される4つのビルが建設される予定です。
まずは、共に再開発が続く両駅の人口と世帯数推移のデータを比較していきます。
●1-1.人口と世帯数の推移とその比較
……正直、数字はほぼ一緒です。
港区が発表した人口に関する統計データを基に、高輪地区総合支所管内(白金高輪駅)と麻布地区総合支所管内(麻布十番駅)の世帯数と人口の推移を考察していきます。
データを確認すると、どちらの駅も直近5年間の間で多少の増減はあるものの、世帯数、人口共にほぼ横ばいで推移していることがわかります。
しかし、『白金一丁目東部北地区市街地再開発』が2023年4月、『三田小山町西地区第一種市街地再開発事業』が2028年に竣工予定であること、そして、どちらの事業にも大型共同住居の建設が含まれていることを考慮すると、今後人口が増加していく可能性は高いと思います。
●1-2.駅徒歩圏の人口予測の比較
次に、各駅徒歩15分圏内の人口推計のデータを見てみます。
上記のグラフは『国土数値情報(H30国政局推計)/国土交通省』のデータを国際航業が編集・加工した情報を元に作成されたグラフです。
白金高輪駅の2050年までの人口は、23,353人増加の予想となっています。
治安も良く、歴史もブランド力もある白金高輪駅周辺であれば、将来的に人口の減少を心配することはないように思います。
一方の麻布十番駅も、18,554人増加の予想になっています。
三田エリアだけではなく、虎ノ門など近隣のエリアでも再開発事業が計画されているため、将来的に利便性が向上し、人口が増えていくのは間違いなさそうです。
●1-3.駅徒歩圏の年収の比較
次に、白金高輪駅と麻布十番駅の年収別世帯数の割合を比較していきます。
白金高輪駅は、年収1,000万円以上の世帯が麻布十番駅と比べて若干多く、約23.7%程度を占めることがわかりました。
一方、年収300~500万未満の世帯数を比べると、麻布十番駅の方が割合が高く、約27.9%程度を占めることがわかりました。
これは麻布十番駅の方が、単身世帯が多く住んでいるということが要因として考えられます。
具体的な人数別世帯数の比較は、次項で解説していきます。
●1-4.人数別世帯数の比較
上記のグラフは、白金高輪駅と麻布十番駅の世帯数を比較したグラフです。
先述した通り、麻布十番駅は白金高輪駅に比べて単身世帯数の割合が高いことがわかります。
近年、単身者向けのマンションの建設が続いており、30代~40代といった単身世帯層が増えているようです。
一方の白金高輪駅は、2人以上の世帯数の割合が若干高いことがわかりました。
これは閑静な住宅街で落ち着いていることや、病院や子供向け施設をはじめ、ファミリー層が住みやすい環境が整っていることが要因として挙げられます。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事