松本人志『ワイドナショー』降板はフジの願望!? 番組は消滅危機
#松本人志 #本多圭
かねてより噂されていたダウンタウン・松本人志の『ワイドナショー』(フジテレビ系)卒業。3月6日に行われたフジテレビの改編会見でようやく明らかになり、合わせて松本は、4月からレギュラー化される中居正広との新番組『まつもtoなかい』に出演することが発表されたが、今回の『ワイドナショー』降板報道をめぐって、松本とフジテレビの間に緊張関係が生じているとの情報を入手した。
「フジが正式発表する前に、松本が『ワイドナショー』を3月いっぱいで降板するという情報がメディアに流れましたが、松本はフジの関係者がリークしたとみて、不信感を募らせているんです」(吉本興業関係者)
松本の降板報道については、2月24日に行われたフジテレビの定例記者会見でも、記者から質問が出たが、対応にあたった大多亮専務は、「ここでお答えするものがございません。ご容赦ください」と回答。これに、松本が所属する吉本興業関係者は、「大多専務の発言はあまりにも無責任。松本に“3月いっぱいで降りてくれ”と言ってきたのはフジテレビのほうなのに」と憤る。
「松本は、3月の最終週には出演する予定ですが、フジの事情で降ろされたことで感情を逆なでされた松本がドタキャンすることを恐れて、降板を明言しなかったんだと思いますよ」(前同)
ワイドナショーは2013年10月に、“真夜中のワイドショー”として月曜深夜にスタート。「普段スクープされる側の芸能人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組」というコンセプトが人気を呼び、半年後の14年4月には、31年間続いた同局の人気長寿番組『笑っていいとも!増刊号』の後枠に移行され、『ワイドナショー』として再スタートした。
「『ワイドナショー』は世間で注目された出来事を、松本が独自の切り口でコメントすることで注目を集めてきました。松本の発言は、ひと昔前のビートたけしのように影響力を持っているんです」(番組関係者)
同番組は東野幸治がMCを務め、昨年4月からは松本とロンドンブーツ1号2号の田村淳が隔週でコメンテーターを務めているが、とりわけ松本のコメントのインパクトは大きく、その都度メディアに取り上げられては世間に多大な影響を与えてきた。
「ただ、松本は番組内の発言を部分的に切り取った記事が出ることに不快感を示していて、昨年11月には、『やっぱりキリトリ記事ってなくならないのね、そろそろか』と意味深なツイートを投稿していました。ストレスが限界に達してモチベーションが下がっていたのは確かでしょう」(芸能プロ関係者)
そんななか、中居とともに松本がMCを務め、これまで不定期放送されていた『まつも to なかい』が4月から新番組としてレギュラ—化することが決定。これが、『ワイドナショー』から松本が降板する理由だと伝えられてきたが、「松本は自ら進んで降板したのではない」と話すのは、前出の吉本興業関係者だ。
「『まつも to なかい』のレギュラー化は、昨年6月にフジの新社長に就任した港浩一氏の肝いりです。これを成功させるために、松本を『ワイドナショー』から降板させて、この番組に力を入れてもらうつもりなんです」(前同)
港氏といえば、フジの全盛期に『夕焼けニャンニャン』や『オールナイトフジ』に関わり、プロデューサーとしては長期にわたり人気を博したバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです」などを担当してきた、フジテレビにおける“バラエティの旗手”で、最近では、今夏の『FNS27時間テレビ』の復活を決めたといわれている
「打ち切りが噂されていた『FNS27時間テレビ』を復活させるにあたり、今、吉本興業で一番勢いのあるお笑いコンビ『千鳥』『かまいたち』『ダイアン』の3組をMCに抜擢しましたが、そうやって吉本に力を借りる一方で、『ワイドドナショー』から松本を降板させる。あまりにも勝手すぎるのではないでしょうか」(前同)
松本は、キリトリ記事に対しては不快感を抱いていたものの、番組降板となれば話は別だったという。
「その松本が3月いっぱいで降板するという情報が流れたのは、フジサイドからのリークでしょう。松本は不信感を募らせています。しかも、『ワイドドナショー』は松本が隔週になってから、裏番組の『サンデージャポン』(TBS系)だけでなく、『ニノさん』(日本テレビ系)にも追い上げられて視聴率が低下しましたが、松本の降板が決まったことで、番組のスポンサー離れが加速し、存続が危ぶまれています。これでは松本も納得いきませんよ」(前同)
松本の今後の言動に注目したい。
(文=本多圭)
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