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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 「友情結婚」を必要とする社会

『ねほりんぱほりん』「友情結婚」を必要とする社会に感じる世知辛さ

想い合っていない夫婦が生まれる「友情結婚」

 ハルさんご夫婦は、子どもを作ることを望んでいる。

YOU 「お子さんは、体外受精的なことで作るということかしら?」

ハル 「そうですね。今、ちょうど人工授精で妊活中ではあります」

 世の中には、「子どもがほしい」という理由で結婚する人はたくさんいる。セクシャルマイノリティの人がそれをしたらダメというのは、道理が合わない。ハルさんの気持ちも尊重されるべきだとは思う。

 ただ問題は、彼がすでに職場の後輩に心が惹かれてしまっている点だ。だから、やっぱり妊活はストップしたほうがいい。現在のハルさんの状態で子育ては難しいだろうし、奥さんがつらくなるだけな気がする。

山里 「ハルさん的に、子どもができた後の不安は?」

ハル 「1個決めてるのは、たとえ子どもができたとしても、子どもを不安にさせたくないから、『僕たちが友情結婚だというのは絶対に隠し通し、子どもにはわからないようにしようね』というのは、奥さんとも話してます」

YOU 「隠すっていうか、籍を入れて一緒に暮らしてるから、意識しなくていいような気がする。ベタベタすることが仲がいいわけでもないし。『想い合ってる大人2人なんだな』ってことが(子どもに)わかれば、そして自分を守ってくれる存在だってわかれば、ちゃんと育つと思う」

 いや、ハルさんご夫婦は明らかに「想い合って」いないから、心配になるのだ。ハルさんたちではなく、生まれてくる子どもが可哀想に思えてしまう。

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