小室圭さん、眞子さんのNY生活を支えているのは…ほかスクープ11本
#週刊誌スクープ大賞
今週の注目記事・第1位「『今日、東京にいるみたい』NHK“不倫ストーカー男(47)”に怯えた後輩アナは民放局員を呼んだ」(『週刊文春』3/9日号)「『看板女子アナ』を不倫破局でストーカー 大相撲中継の『船岡アナ逮捕』を『なかったこと』にしたいNHK隠蔽体質」(『週刊新潮』3/9日号)
同・第2位「JGTO『青木功会長』辞任なら『男子ゴルフ』崩壊危機」(『週刊新潮』3/9日号)
同・第3位「TBS 良原安美アナ 株資産9億の御曹司と熱愛撮」(『週刊文春』3/9日号)
同・第4位「『小室眞子さん』NY美術館通いと『お引っ越し』」(『週刊新潮』3/9日号)
同・第5位「湯交換年2回 老舗旅館社長小誌にトンデモ言い分け」(『週刊文春』3/9日号)
同・第6位「沼津バラバラ事件『政治家になりたい』シングルマザーの夢を奪った『不貞男』」
同・第7位「『たけし軍団』が初めて明かす『フライデー襲撃事件の真相』」(『フライデー』3/17日号)
同・第8位「忘れちゃいけないルフィ被害拡大の裏に警察の怠慢」(『週刊文春』3/9日号)
同・第9位「東山紀之とDAIGOがWBCで大ヒンシュク事件」(『週刊文春』3/9日号)
同・第10位「国立病院『看護崩壊』138人の告発」(『週刊文春』3/9日号)
同・第11位「安倍元首相暗殺 5つの核心」(『週刊文春』3/9日号)
同・第12位「大四畳半から宇宙へ『松本零士』『メーテル』東映の盟友が明かす秘話」(『週刊新潮』3/9日号)
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今週は現代とポストが合併号でお休み。
漫画家の松本零士が亡くなった。享年85。喪主は妻で漫画家の牧美也子。「銀河鉄道999(スリーナイン)」「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙海賊キャプテンハーロック」などのSF作品で知られた。
「福岡県久留米市出身。高校生でデビューし、71年、極貧青年をコミカルに描いた「男おいどん」で人気漫画家となった。74~75年放送のテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』の企画に参加、監督を務め漫画版も発表した。本放送の視聴率は振るわなかったが、再放送から人気に火がつき、77年の映画版が大ヒットした」(朝日新聞DIGITAL2月21日 5時00分)
私は松本零士というと「男おいどん」のサルマタケしか知らない。
「『男おいどん』に登場するキノコ。大山昇太の押し入れに繁茂する不気味なキノコ。押し入れに詰め込まれたパンツが作り出した高温多湿な環境により出現した。長雨などで水分を吸収すると数倍に大成長を遂げる。困窮時には大山の貴重な栄養源となる。ゆえに大山はサルマタケの栽培法や栄養分析の物理学的解説、料理法48コースなど研究に余念が無い。 それなりに美味らしく、生息地を知る前には下宿館の人間たちが、男女問わず一度は食している。その勢いは留まることを知らず、部屋から庭へ拡大し、隣の下宿まで脅かすまでになっている」(マンガペディア)
松本零士と40年近く苦楽を共にした東映アニメーション元常務取締役&現顧問の清水慎治が、大ヒット作『銀河鉄道999』の思い出をこう語る。
「先生はメーテルのモデルについて、毎回、違う説明をするんですよ。映画『わが青春のマリアンヌ』のヒロイン、マリアンヌ・ホルトだったり、女優は八千草薫さんだったり、愛媛の疎開先で見た写真の女性だとも。晩年は“自分のDNAが描かせている”って話すようになりましたね」
私は、八千草に違いないと思っているのだが。
その999のアンドロメダ篇の最後にメーテルがこういうそうだ。
「私は……あなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影……」
少年の日の幻影か? もう、どんな幻影を抱いていたのかも忘れてしまったな。
お次は文春の「安倍元首相暗殺 5つの核心」。連続追及の第4弾になる。
これまで3回にわたって、安倍元首相暗殺事件に残された「疑惑」を取り上げてきたが、どうも回を追うごとに尻つぼみで、読んでいてもやもやした感じが抜けなかった。
今回は識者たちに、これまで提示してきた疑惑についてどう思うか聞いているが、その多くが私と同じ考えを持っているようである。
神奈川大学特任教授で、ジャーナリストの江川紹子(64)はこうコメントしている。
「『週刊文春』の一連の報道は、陰謀論を煽っているのではないでしょうか。安倍元首相の銃撃事件を、今ある断片的な情報や資料で、ああでもないこうでもないと論じるのは、早すぎると思います」
法医病理学者のキャンディス・ショッペ博士は、こう警告している。
「今回は救命医が会見で説明した内容と、司法解剖の結果が食い違っていることも問題視されているといいます。ただ、銃創を診るのは簡単なことではありません。法医学者は銃弾の入り口や出口を視覚的に識別できるよう特別な訓練を受けていますが、救命医は違う。そのため、救命医がこれらに言及するのは避けるべきです。誤認は頻繁に起こりますし、後から法医学者が全く別の結論に達した時、陰謀論を生み出すことになる。最悪の場合、誤認逮捕に繋がることもあるのです」
日本政治思想が専門で、放送大学教授の原武史(60)は、近現代の皇室や戦前のテロ事件に詳しいが、文春の一連の特集にこう疑問を投げかける。
「日本政治史において極めて重大な事件なのは間違いない。そうした中、真相究明をしようとする『週刊文春』の志は評価します。警察の説明や捜査の矛盾などを『疑惑』として提示する点も、個別には理解できる。しかし、疑惑のその先に何があるのでしょうか。ここまで3回の連載を読んでも、残念ながら事件全体の真相に迫ることができてないという印象です」
よほどの「内部告発」でもないと、このまま立ち消えになってしまうかもしれない。文春頑張れ!
こちらも文春が3週連続で追及している「国立病院の看護崩壊」。文春が報じて、患者のデータを読み込むための「前残業」代を払ってくれるかと思っていたが、「払えないから勤務時間を減らせ」といわれただけ。結局、無給の前残業をやらざるを得ないと、東京医療センターの看護師がいっている。
患者10人に看護師1人というところもあり、患者の放置が日常的になり、入院中の70代の女性の人工呼吸器が外れ、脳に後遺症が残る医療事故も発生しているというのである。
独立行政法人国立病院機構(NHO)の傘下の病院になぜ、そのような看護師不足が生じるのだろう。
ある病院の幹部は問題点をこう指摘する。
「看護師の定員は病院側では決められず、機構本部が牛耳っている。でも本部は人件費削減のため、必要最低限の看護師数しか配置を認めない。そもそも最初から少ないので、予定外の退職・休職者が少し出るだけで崩れる。増員を訴えても、『業務内容を見直せ』の一点張り。病院側も声を上げる気力を失っています」
東京医療センターの看護師も声を震わせてこう話している。
「最低限の看護しかできず、使命感ややりがいはすべて捨てるしかない。『ごめんなさい、ごめんなさい』と思いながら続けている。こんなところ、家族は絶対入院させないよねって、同僚といつも話しています」
厚労省は実態調査をし、これが事実なら、独立行政法人国立病院機構に対して、すぐに改善命令を出すべきである。
さて、ようやくWBCが開幕する。大谷、ダルビッシュ、村上、佐々木朗希と豪華メンバーがそろったが、絶対優勝しなければならない使命を課されているだけに、早くも悲壮感が漂っている気がするのは、私だけだろうか。
そんな中、文春は、東山紀之とDAIGOというタレントが、礼儀をわきまえない取材をしていたと報じている。
東山は、ダルビッシュの囲み取材でもマスクを着けていなったという。だが、スタッフが注意しても、代表関係者がスタッフを通じていっても、東山は頑として聞き入れなかったという。
なぜそれまでノーマスクにこだわるのか? 「マスク焼けしちゃうから嫌だ」というのが理由だそうだ。
一方のDAIGOの方は、テレビと活字メディアと時間を分けて取材をしていたのに、遅れてきて、活字の連中の中に割り込んで、佐々木朗希に聞いたのは「練習時間以外の時間で何しているか」という質問。さらに、「僕、“ウイッシュ”っていうポーズをやっているんですけど、一緒にやってくれない」と、佐々木に要求したという。戸惑う佐々木が一瞬、それらしいポーズをしたが、結局、それはテレビで流れなかったそうだ。
まあ、WBCはお祭りだから、訳の分からない人間も飛び入りで入ってきて、頓珍漢な質問をすることはあるだろう。
試合に向けて緊張感を高めなければいけないときに、そんな質問をされれば、内心では「バカ野郎」と思っていても口にはできない。
そんなストレスが溜まり、試合に影響しないか、心配である。
お次も文春から。
特殊詐欺だけではなく、全国で強盗を繰り返す犯人たちをフィリピンから遠隔操作していた「ルフィ」なる首謀者たちは逮捕されたが、あまりにも警察の捜査は遅すぎたのではないかと、文春は批判している。
ルフィグループ4人の特殊詐欺については、2019年に警視庁が逮捕状を取っていたそうだ。2021年までに、彼らはフィリピンの入管に拘束され、警視庁は警察庁を通じて身柄の引き渡しを求めていたが、フィリピン側は国内の事件に関与したという理由で、要請に応じなかった。
その後、ルフィたちは強盗にまで手を広げて、ついには殺人事件まで起こしてしまったのだ。
「日本の警察が本腰を入れて外交交渉をすれば、もっと早期に身柄の移送を実現できたのではないか」(警察OB)
この事件が明るみに出てからも、強盗事件は後を絶たない。それは、今の警察が舐められているからではないか。
1日も早く事件の全容を解明し、類似犯を出さないことが求められている。警察はその期待に応えられるのだろうか?
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