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NiziUの勝負曲「Paradise」海外で反響! 日本人気“頭打ち”で新展開?

NiziUの勝負曲「Paradise」海外で反響! 日本人気頭打ちで新展開?の画像1
NiziU 公式サイトより

 9人組ガールズグループ・NiziUの5thシングル「Paradise」のミュージックビデオ(以下、MV)が3月3日にYouTubeで公開され、コメント欄には「彼女たちを初めて見ました」という海外視聴者の書き込みが相次いでいる。

 同楽曲は、同日公開の『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の主題歌で、NiziUと同じ事務所の先輩グループ・Stray Kidsのバンチャン、チャンビン、ハンによる音楽ユニット・3RACHAが作曲とプロデュースを担当。

 NiziUとしては珍しいロック調のミディアムバラードで、ネット上ではファンから「聞いた瞬間、涙が溢れ出た」「メンバーの透き通る歌声が染みる」と賛辞が相次いでいる。

 さらに、MVのコメント欄には、さまざまな言語で海外からの書き込みが殺到。どうやら、その多くがStray Kidsや3RACHAのファンのようで、「3RACHAが少女たちの魅力を引き出している」「彼女たちを初めて見ましたが、素晴らしい歌声です」といった内容が見られる。

 Stray Kidsといえば、昨年、韓国でリリースしたミニアルバム『ODDINARY』が米国Billboardのアルバムチャートで1位を獲得するなど、世界的にファンを増やしている。すなわち、いまだ日本のみのデビューに留まっているNiziUにとって、同楽曲は海外にアピールするための“勝負曲”ともいえるのだ。

 NiziUといえば、デビューシングル「Step and a step」と2ndシングル「Take a picture / Poppin’ Shakin’」のセールスが、初動30万枚超えを記録するなど、大ブレーク。しかし、昨年7月にリリースした3rdシングル「CLAP CLAP」は初動13.2万枚で、前シングルと比べ“約6割減”という寂しい結果に。

 MVの再生数や、公式インスタグラムのフォロワー数も減少傾向にあり、「CLAP CLAP」のMVが公開から5日間以内に1000万回再生を記録していたのに対し、昨年12月にリリースした4thシングル「Blue Moon」のMVは公開から3カ月がたった現在も850万回再生に留まっている。もちろん十分驚異的な数字ではあるが、どうしても日本での頭打ち感は否めない。

 そうなると、やはり海外デビューの予定が気になるところだが、NiziUは昨年5月、韓国・ソウルのCJ ENMセンターで開催されたイベント『KCON 2022 Premiere』のステージに登場。

 これが韓国での初パフォーマンスであったため、多くの日本人ファンが「NiziUの魅力を世界にアピールするチャンス」「世界進出のきっかけになりそう」と期待したものの、韓国メディアのNiziUの扱いは思いのほか小さく、改めて“日本向けアイドル”であることが露呈してしまった。

 とはいえ、韓国では受け入れられなくても、K-POP熱の高い国は多い。今回の3RACHAとのコラボが、NiziUの海外デビューを見越した戦略的なものだとすれば、今年は本格的なグローバル展開が期待できるかもしれない。

 日本が誇る国民的アニメ『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の主題歌という絶好のプロモーションに加え、3RACHAのプロデュースという最高のチャンスを与えられたNiziU。昨年12月には、一部韓国芸能メディアが、「NiziUは、2023年上半期に韓国でアルバムを発売する可能性がある」という旨を報じていたが、果たして……。

 

 

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2023/03/04 19:00
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