坂上忍と飯島直子がまさかのツートップ　テレビマン人気急上昇中のタレントたち

　民放テレビ各局は目下、記者会見を開催して4月からの新番組について説明を行っている。新ドラマやバラエティー番組の放送が続々と発表されているが、テレビマンからは意外なタレントが人気を集めている。

「各局が、いっせいに坂上忍さんにオファーしている状況です。帯番組の『バイキングMORE』（フジテレビ系）に出演していた頃は、露出度が高くネットで叩かれることも多かった。特にフジテレビは、坂上さんを使いすぎだとマスコミからバッシングを受けたほど。しかし、『バイキング』も終了し、坂上さんはレギュラー番組を整理し始めている。そんな中で、坂上さんを使いたいというプロデューサーが多く出てきているんです。坂上さんはテレビの仕事を手仕舞いしたいのに、皮肉な話になっていますよね（笑）」（民放関係者）

　現在は、テレビの仕事よりも、動物保護ハウス「さかがみ家」の経営を主軸にしている坂上。実はその活動が、CMクライアントから支持を受ける形になっているという。

「坂上さんはいくつかの媒体で『さかがみ家』について取材を受けています。テレビで見せる毒舌キャラではなく、真摯に社会貢献しようとする経営者の顔を見せている。私財を投げ売って施設を運営していることも、好感度を上げています。これまでイメージが悪かっただけに、SNSなどでも坂上さんを見直したという声が大きくなっている。広告代理店も、CMに出したいと注目するタレントになりました」（同上）

　テレビ局としても、ズバリと世間にツッコミを入れてくれる坂上を使いたい事情があるという。

「電通発言で失脚したテレビ朝日の玉川徹さんもそうですが、とにかく毒舌タレントは使い勝手がいい。テレビ朝日も、なんとかして玉川さんを復帰させようと裏で画策していると聞きます。そのくらい、テレビには毒舌キャラが必要な存在なんです。坂上さんはバランス感覚もいいですし、どんな番組でも流れを見て毒舌を吐いてくれるので引く手あまた。それに、坂上さんは10カ月ぶりに“お昼”にカムバックした『ぽかぽか』（フジテレビ系）の生出演が大きな話題になり、変わらず影響力があることを証明しました。フジ社内でも、坂上さんにMCを戻したほうが良いのではないかという待望論が出ています」（フジテレビ関係者）

　坂上に熱い視線が注がれる一方、突然インスタグラムのアカウントを開設して話題の飯島直子にも注目が集まっている。

　飯島は、今年1月にインスタグラムの配信を開始。たどたどしい文章が人気で、開設から1カ月ほどで27万人を越えるフォロワーを獲得する人気ぶりだ。

「飯島は2度の離婚を経験していますが、結婚の度に芸能界と距離をとってきた。私生活を優先するので使いづらい女優として、10年近く表舞台から消えていたことになります。そんな飯島は、2020年頃に2度目の離婚をした後、ひっそりと芸能界復帰を目指している。インスタも、自身をアピールするために始めたようです」（スポーツ紙記者）

　昨年までは、舞台やラジオを中心に活動していた飯島。過去の栄光からすれば、完全に落ちぶれた状態だったが、インスタの開設が起死回生になったという。

「インスタでプライベートショットを公開しているが、女性から圧倒的な支持を得ている。手料理写真もあるのですが、茶色が目立つ品ばかりでまったく華やかさがない（笑）。でも、そこがいいんです。しかも、芸能人なのに、普通に出前でとったファストフードの写真もアップしたり。こういった飾らないところが支持され、フォロワー数も日に日に増えています。正直、芸能人のセレブ自慢に飽きていたファン層が、こぞって飯島のインスタを楽しみにしています」（同上）

　飯島は、インスタでスッピン姿を見せ、白髪染めの報告もする。“美魔女”と言われた女優が見せるリアルな投稿は、各方面で大きな反響を上げている。

「今年に入ってから、雑誌やテレビのオファーが急増しているという。もともと圧倒的な知名度がありますし、インスタの影響で注目が集まっているのが追い風になった。CMのオファーもあるようで、復活に向けて再ブレイクが期待されています。また、BS番組ですが、ブレイクのきっかけになった『DAISUKI！』（ＢS日テレ）の特番に、昨年から出演して高評価を受けている。バラエティーでもまだまだ活躍できそうで、トーク番組がご意見番としてオファーしているという」（民放関係者）

　芸能界で、意外な注目を集めている中年タレントの2人。2023年に再ブレイクとなるのだろうか？