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ダルビッシュは約300億円! 野球、サッカー、ゴルフ…日本スポーツ界で生涯年収TOPは誰だ!?

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ダルビッシュ有(Getty Images)

 日本中が不況や値上げラッシュに喘ぐ中で先月に報じられたのが、パドレスのダルビッシュ有の超大型契約というニュース。ダルビッシュは新たに6年1億800万ドル(約140億円/金額は推定、以下同)の契約を結び、30代後半の選手との異例の長期契約に驚きの声が上がった。

 スポーツ界では近年、ケタ外れの巨額契約を結ぶ例が相次いでおり、サウジアラビアのチームと契約したクリスティアーノ・ロナウドの年俸は2億ユーロ(約280億円)と言われているが、日本のスポーツ界で最も稼いだのは誰なのか。野球界には100億円クラスの選手が何人もいる。

「日本球界ではこれまで年俸10億円超えの選手はいませんが、大リーグでは10億円超が当たり前。松井秀喜、イチロー、田中将大らはいずれも10億円プレイヤーですが、やはりトップはダルビッシュでしょう。2018年にカブスと6年1億2600万ドル(約137億円)で契約し、今回新たに140億円ですから、それだけで300億円近く。イチローやマー君も200億円前後は稼いでいますが、ダルビッシュはその上を行きます」(週刊誌スポーツ担当記者)

 この数字を見れば、日本球団の主力選手がアメリカを目指すのも当たり前。人気面で野球と双璧のサッカーはどうか?

「日本サッカー界で海外のビッグクラブで活躍した選手には中田英寿、本田圭佑、長友佑都らが思い浮かびますが、彼ら以上に稼いでいるのが香川真司です。中田は当時としては特A級の契約でしたが、時代が早すぎ。本田がACミランで10番を背負ったのは日本サッカー史の金字塔ですが、残念ながらそこがピーク。長友はポジション的に超高額契約にはなりにくい。その点、香川はドルトムントでしっかり結果を残してマンチェスター・ユナイテッドと契約した経歴があり、通算で100億円近くは稼いでいるでしょう。それに次ぐのは長谷部誠じゃないですかね」(同上)

 個人スポーツはさらにスケールが大きくなる。

「ゴルフは賞金もスゴいですが、スポンサーとの契約料が太い。クラブはもちろん、ウェア、サングラス、手袋、ボール、靴など、あらゆるグッズにスポンサーがつきます。例えば松山英樹は生涯獲得賞金額だけでも4000万ドル(約55億円)を超えますが、10社以上とスポンサー契約を結んでおり、それらの収入は本業以上。PGAツアーは年金制度も充実していて、松山クラスなら将来受け取る年金だけでも1年で10億円単位です。

 もっと極端なのはテニスです。テニスは裾野が広く、試合も多く、試合時間も長いので、広告効果が極めて大きく、スポンサー料がとにかく莫大。トップオブトップの選手は、スポンサーとの契約金が獲得賞金を大きく上回るのが当たり前で、錦織圭や大坂なおみの年収は40億から50億円にも上ります。ただ、選手寿命はゴルフより短いですから、生涯収入となるとゴルフに軍配が上がりそうです」(フリーのスポーツライター)

 ということは松山英樹がトップ候補になりそうだが、昭和時代に“化け物”がいた。

「ジャイアント馬場はリングで数々の伝説を残しましたが、収入もケタ外れ。サラリーマンの初任給が数万円で、1ドルが360円だった時代に、アメリカで1試合2万~3万ドルを平気で稼ぎ、前田日明は『全日本プロレスを立ち上げた1972年にキャッシュで30億円以上持っていた』と語っています。

 馬場はもともとプロ野球選手でしたが、プロレスに転向したあとはプロ野球への対抗心をむき出しにし、国民的英雄だった王貞治の年俸を聞いて『そんなものか』と鼻で笑ったという有名な伝説があります。全日ではメインイベンター兼社長でしたから、どれだけ少なく見積もっても年収は数億円。会社が噛んでいるので長者番付では目立ちませんでしたが、スケールの大きさは流石です」(スポーツ紙記者)

 ただ、近い将来にすべてのアスリートをごぼう抜きにすることが確定的な選手がいる。

「大谷翔平はメジャーの規定により年俸が抑えられていましたが、今年は単年3000万ドル(約44億円)で契約。これだけでも目の玉が飛び出る額ですが、2023年オフにFA権を得て結ぶ長期契約は総額600~700億円になると予想されています。全ては今年の成績次第ですが、アメリカは挑戦者やパイオニアがとにかく称賛され、不可能と言われた二刀流を成功した功績は絶大。人気もケタ外れなら、契約もケタ外れになりそうです」(前出・スポーツ担当記者)

 WBCの結果も契約額に直結するはず。馬場か大谷か……ビッグな選手は収入もビッグだったようだ。

石井洋男(スポーツライター)

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

いしいひろお

最終更新:2023/03/05 08:00
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