『特捜9』トラジャ宮近海斗が復帰なら“ジャニーズドラマ化”加速で反発も
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元V6の井ノ原快彦が主演するテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season6』が4月5日からスタートすることが今月1日に発表され、前シーズンからレギュラー入りしたSnow Manの向井康二らが続投することが決定した。ファンが歓喜に沸く一方、シリーズの視聴者からは「ジャニーズドラマになってしまう」と懸念する声もあがっているようだ。
同作は、2006年から2017年に放送された渡瀬恒彦さん主演の刑事ドラマ『警視庁捜査一課9係』の後継シリーズ。渡瀬さんの死去に伴い、レギュラーだった井ノ原の主演ドラマとしてタイトルを改め、2018年より新シリーズとして始まり、安定した視聴率を記録したことで『相棒』などと並ぶテレ朝の看板ドラマになった。
昨年4月期に放送された『season5』では、向井と元乃木坂46の深川麻衣が新レギュラーとして加入。2人の続投が決定したことについて、井ノ原は「向井演じる三ツ矢も深川さん演じる由真も1年経って慣れてきて、成長もしているはず。昨年は気を使って言えなかったことも2年目に入ったら堂々と言えるようになったりするんじゃないかな。2人がどう変わっているか楽しみ」などと期待のコメントを寄せている。
これを受けて、TwitterではSnow Manファンを中心に喜びの声が殺到。「向井くん続投おめでとう~!」「また特捜9で康二くん見られるのうれしい!」「バラエティーであれだけ頑張ってて特捜9続投も決めちゃう向井くんすごい!」といった声が飛び交い、トレンドワードに「特捜9」「新シーズン」が入るなど反響が広がった。
その一方、向井のレギュラー入りをめぐってはシリーズファンから反発が起きたこともあった。
「前シーズンでは、渡瀬さんの『9係』時代からレギュラー出演していた津田寛治が演じる村瀬健吾の出番が激減。特捜班を離れたこともあって、ほぼ“ゲスト出演”の扱いになり、『このまま卒業するでは』との憶測が流れた。また、2018年の『特捜9』スタート時からレギュラーになった山田裕貴も登場シーンが急激に減り、こちらも卒業説が飛び交いました。入れ替わるように向井がレギュラー入りし、SixTONESの高地優吾がゲスト出演したこともあって、シリーズファンが『ドラマがジャニーズに乗っ取られて昔からのレギュラーが追い出される』と反発する事態になったんです」(ドラマウォッチャー)
津田と山田は新シーズンでレギュラーキャストとして記載されており、どうやら卒業説は杞憂だったようだ。だが、今作への「ジャニーズドラマ」という印象はより濃くなっていく可能性があるという。
「Travis Japanの宮近海斗が若手鑑識員・佐久間朗役でレギュラー出演していたのですが、前シーズンはグループでアメリカ留学していた時期だったため、登場しませんでした。しかし、劇中で『佐久間くん、海外留学中だから』と現実とリンクした設定で触れられており、卒業したわけではないとわかってファンが歓喜しました。Travis Japanは昨年10月に世界デビューを果たし、メンバーたちは活動の拠点を日本に戻しています。今のところ宮近の出演は発表されていませんが、新シーズンでサプライズ復帰し、新レギュラーの向井と絡むのではとジャニーズファンが期待しています。しかし、そうなると昔からのシリーズファンは『ジャニーズドラマ』の印象を強め、再び反発が起きるおそれがある」(前出)
テレビ朝日は「シリーズ物のドラマは視聴率が高いが、スポンサーが重視する若者層の視聴が少ない」という課題を抱えており、ジャニーズタレントの投入は若者世代を呼び込むための作戦なのかもしれない。しかし、ずっとシリーズを応援してきてくれたファンが「ジャニーズドラマ化」によって離れれば作品人気の根幹が揺らぐ可能性もあり、局としては悩ましい問題となりそうだ。
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