『インフォーマ』対談・沖田臥竜×佐野玲於…最高の相棒「ポンコツ2号」が見せた存在感
#沖田臥竜 #インフォーマ #佐野玲於
佐野さんたちに再オファーできるように頑張りたい
――ところで、このドラマに出てくる情報屋のような稼業や、裏に潜む陰謀的な話は、どこまでがフィクションで、どこまでがリアルに近いのでしょうか?
沖田 情報屋の仕事については、ほぼリアルです。詳しくは話せないけど、自分自身がやっていることやから(笑)。ドラマに出てくる、警察の腐敗やフィクサーの暗躍ぶりなど具体的なエピソードはあえてフィクションにしていますが、そうした闇の構造自体はない話ではない。ちなみに原作小説だけには、もし弾けたら(=真実が表沙汰になったら)政治が大混乱する話をぼやかしながらも突っ込んでいます。見る人が読めばわかっちゃうようなことを。
佐野 お~っ。原作小説もおもしろかったです。それって、どこの部分だろう。もう一度、読み直さないと(笑)。
――週刊誌記者役を演じた佐野さんですが、ご自身は週刊誌のゴシップ的な記事はご覧になるんですか?
佐野 あまり見ないですね。
沖田 そりゃあ、俳優やアーティストは、週刊誌は大嫌いでしょ。
佐野 見るのは熱愛系だけですね。あ、あのタレントさんと女優さんが付き合っているんだ!とか。ごく普通の読者と一緒です(笑)。
沖田 不倫とかではなく、ハートフル系の熱愛ネタやね(笑)。
佐野 はい。そういうのは見ちゃいますね。
――さて、ドラマはさらに加速していって佳境に入っていきます。終盤の見どころなどを教えてください
沖田 やっぱり最終回は特別です。小さい時に見ていたアニメとかも、「まだ見たい」「寂しい」って思いも持ちながら、結末がどうなるか放送されるのを楽しみにしますよね。連続ドラマという長丁場だからこそ到達できる、最終回を見たときの驚きやおもしろさは間違いなくあります。それまでの1話1話がすごく丁寧に作られているから、絶対に見たくなると思いますし、全10話、最後まで見ていただいての感想っていうのを、知りたいですね。
佐野 たしかに最終回は、全部乗せ、アクションも物語の展開も、そして結末、さらにエンドロールまでと本当にてんこ盛りで豪華になっています。すごくエモくもあり、エキサイティングでもあり、個人的には、もっともっと見たいって思うようになっていました。
沖田 実は最終回のクライマックスシーンで出ているんですよ。
佐野 えっ? 沖田さんがですか?
沖田 はい。原作小説の版元であるサイゾーの社長さんと一緒にエキストラで(笑)。
佐野 えーっ、ちょっと僕ももう1回よく見てみます。
沖田 それと、また佐野さんたちにオファーできるように頑張りたいなと思っているんです。
――もしや、続編ですか?
沖田 そうなったらいいなと(笑)。
佐野 うわ~っ、いや、もうめちゃめちゃうれしいですね。桐谷さんも、現場でずっと続編の話をしていたので、「次はタイあたりで撮りたいなぁ」って。本当に熱望されていたので、まずは今作が最後まで大盛り上がりして、みなさんにも「楽しかった。次が見たい!」と思ってほしいです。
(文=編集部/写真=尾藤能暢)
ドラマ『インフォーマ』
毎週木曜深夜0時25分~0時55分放送中(関西ローカル)
見逃し配信:カンテレドーガ・TVer
Netflixでは地上波に先駆けて先行配信中
ドラマ『インフォーマ』予告映像
桐谷健太演じる主人公で、裏社会・政治・芸能など、あらゆる情報に精通するカリスマ的情報屋“インフォーマ”木原慶次郎と、佐野玲於(GENERATIONS)演じる週刊誌「タイムズ」記者・三島寛治が、警察・ヤクザ・裏社会の住人たちを巻き込み謎の連続殺人事件を追うクライムサスペンス。事件の背後に存在する謎の集団のリーダーで、木原の因縁の相手となる男を、事務所移籍後初のドラマ出演となる森田剛が演じる。
小説『インフォーマ』
沖田臥竜/サイゾー文芸/税込1320円
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週刊誌記者、三島寛治の日常はひとりの男によって一変させられる。その男の名は木原慶次郎。クセのあるヤクザではあったが、木原が口にした事柄が次々と現実になる。木原の奔放な言動に反発を覚えながらも、その情報力に魅了された三島は木原と行動をともにするようになる。そして、殺人も厭わない冷酷な集団と対峙することに‥‥。社会の表から裏まで各種情報を網羅し、それを自在に操ることで実体社会を意のままに動かす謎の集団「インフォーマ」とはいったい何者なのか⁉パンデミック、暴力団抗争、永田町の権力闘争、未解決殺人事件…実在の事件や出来事を織り交ぜ生まれた「リアル・フィクション」の決定版!
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