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アンガ田中、有吉弘行、加藤浩次…「占い嫌い」芸能人増殖でも番組は消えないワケ

アンガ田中、有吉弘行、加藤浩次…「占い嫌い」芸能人増殖でも番組は消えないワケの画像1
“占い嫌い”を公言するアンガールズ田中卓志(Getty Images)

 朝の情報番組では占いコーナーが定番だが、テレビ界で少しずつ増え始めているのが、占い嫌いを公言する芸能人だ。アンガールズ田中卓志は先日、ラジオ番組で怒りを爆発させた。

 田中は占いタレントの話題になると、「(香川が曜日MCを務めていた)『THE TIME,』(TBS系)がスタートしたとき、香川照之に『ここから5年間絶好調』と占った占い芸人がいた」と暴露。そして、「許せないよ」とブチ切れたのだ。

「田中の占い嫌いは有名で、昨年も『しゃべくり007』(日本テレビ系)で、“占いは嫌い”、“納得いかない”と怒りを爆発させたばかり。『当たったら手柄にするくせに、はずしても責任取らない』とぶちまけました。

このほかにも、お笑い芸人では極楽とんぼの加藤浩次が占い嫌いで、BSで『占いなんて信じない』という番組をやったばかり。また、有吉弘行もことあるごとに占いや占い師をバカにする発言をしていて、島田秀平などはたびたび餌食になっています。ちなみに田中が先日ラジオで語った香川照之のエピソードは、ゲッターズ飯田の話ですね」(お笑いライター)

 占いは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」が基本ルール。フジテレビ系列では現在『突然ですが占ってもいいですか?』という番組が放送されているが、時代の流れは確実に田中に傾いている。

「占いについては“ひとつのエンタメとして成立している”という意見もありますが、占いやスピリチュアルなど、科学的に根拠のないことを理由に未来を予言する行為は、テレビ局が定めるガイドラインに照らし合わせるとグレーゾーン。とりわけ最近では洗脳などの行為が社会問題となっており、よりいっそう厳しい目が注がれるようになっています。

 それでも占いコーナーや占い番組があるのは、興味を抱く視聴者が多く、離脱率も低いというデータがあるからですが、芸能人の性質も大きく影響しています。というのも、芸能界は努力しても必ず報われるわけでもなければ、まったく努力せずに運で売れてしまうこともある世界。キャラや進むべき方向について、誰かに委ねたいという意識を持つ人が多い。結果的に占いに依存しやすいタイプの人が集まっていて、占いが身近にあることが番組作りに影響しているように思われます」(キー局関係者)

 占い芸人はまず、自分の行く末を占ってみるのがよさそうだ。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2023/03/01 21:00
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