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城下尊之の「フラッと芸能解説」

ダウンタウン浜田の「パパ活不倫」を他メディアがネタにできない理由

ダウンタウン浜田の「パパ活不倫」を他メディアがネタにできない理由の画像1
ダウンタウン・浜田雅功(写真/Getty Imagesより)

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――ダウンタウンの浜ちゃんこと浜田雅功の「パパ活不倫」が2月16日付けの「FRIDAY DIGITAL」(講談社)で報じられましたが、浜田はノーダメージですね。東出昌大やアンジャッシュの渡部建らは不倫スキャンダル以来、なかなか浮上できないのに。

城下 「FRIDAY」では、2018~2019年にかけて大阪在住のエステティシャン24歳が浜田さんと4回ほど密会し、合計で30万円ほどもらったと告白。女性は、初対面のときに浜田さんが「好き」だと言う「ミスタードーナツ」を手土産として持っていったところ、浜田さんが涙ぐんで喜んでいたとも語っていました。

 この報道は、スポーツ紙やワイドショーで大きく報じられることがなく、浜田さんの番組出演にもCMにも問題なさそう。SNSでは一部で批判があるようですが、基本的には「ドーナツで泣くとはおもしろい」「金払いがよくて好感度が上がる」と、あまり悪い評判にはなっていませんね。

――なぜ浜田は許されるのでしょうか。

城下 浜田さんは、2014年にも浮気が報じられ、妻の小川菜摘さんがブログで「我が家は大丈夫です!」とコメントしたり、取材に対しても「離婚とかもないです」ときっぱり不仲を否定し、度量の大きさを見せました。今年1月にも別居報道がありましたが、小川さんは自身の公式Instagramで「え?(笑)んなアホな」と報道を否定するような反応を見せたことが話題となっています。その経緯があるので、「浜ちゃんならそれぐらい遊んでいてもおかしくない」というイメージがもともとあるんです。相方の松本人志さんも番組で浜田さんが欠席したときに、「浜田は愛人と不倫旅行している」とネタにしたことがあります。「家庭的な夫」のイメージがもともとないので、イメージダウンにつながらない。それが前提としてあります。

――なるほど。

城下 その上で、マスコミにおいてのテクニカルな話になりますが、今回のパパ活不倫は報道しにくいというところがありました。まず、お相手の女性の告白を押さえたのは「FRIDAY」のみ。そのほかのマスコミはその女性をキャッチしていない。つまり、ウラが取れていません。だから後追い報道しにくいんです。

――それはそうですね。

城下 さらに、浜田さんも小川さんもこのことについて、これまでまったくコメントしていません。彼が言い訳でも否定でも何かしらコメントすれば、メディアはそれについて報じるでしょうし、その時に「FRIDAYでこのような報道があり~」と内容を掘り起こします。それができない。相方の松本さんも、2月19日、26日と「ワイドナショー」(フジテレビ系)を体調不良で欠席。どうにも報道できないんですね。そもそもダウンタウンは、これまで芸能マスコミの取材は受けてきませんでした。そのためワイドショーは追いかけるつもりはなかったとも言えます。そもそも女性の告白は4年ほど前のことですし、このままスルーして終わりとなるでしょうね。

――うーん、うまいやり方ですね。浜田のやり方を見習おうと思っている他の芸能人もいるかもしれないですね!

 

 

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/03/03 20:00
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