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安倍元首相銃撃事件の謎「事実上、不可能」
さて、全国で多発した特殊詐欺や強盗・殺人事件を“遠隔操作”してきた黒幕の渡邉優樹ら4人には「誤算」があったと、文春が報じている。
狛江で指示したグループが殺人までしてしまったことだ。
彼らの量刑は、刑法第二百四十条によると、
「強盗が、人を負傷させたときは無期又は六年以上の懲役に処し、死亡させたときは死刑又は無期懲役に処する」
とある。
これほど凶悪な犯行を操っていたのだから、極刑が下されるようだが、主犯たちは「怯えている」に違いない。
ところで、文春が連続して報じてきたように、安倍元首相が撃たれた瞬間の姿勢を考えれば、なぜ右前頸部に弾が当たったのか、合理的な説明がつかないことは間違いないようだ。安倍派の最高幹部である下村博文元文科相も、「納得できる説明はまだ果たされていない」と語ったという。
文春によると、その理由を、ある警察官はこう告白したそうだ。
「どのように安倍氏の右前頸部に当たったかという弾道の再現は事実上、不可能なのです。山上の銃は手製のもの。火薬量によって銃弾の飛び方は異なりますが、銃撃の際に火薬が何グラム使われていたか、も正確には分かりません」
さらなる問題は、銃撃された直後の救急搬送に時間がかり過ぎたことだ。災害やテロに詳しい元陸上自衛隊衛生学校研究員でジャーナリストの照井資規もこう指摘している。
「今回、銃撃事件の発生から病院に救急搬送されるまで、約50分かかっている。あまりに遅すぎます」
米国の例と比べれば、一目瞭然だという。
2020年にイリノイ大学の研究者が大統領の暗殺や暗殺未遂事件を外科的観点でまとめた論文によれば、1963年に銃撃されたケネディー大統領が病院に搬送されるまでの時間は8分。1981年に銃撃され負傷したレーガン大統領も、同じく搬送まで8分。いずれも、大統領専用車が近隣の病院に急行しているそうである。
元FBI特別捜査官で、大規模な銃撃乱射事件に対応する危機管理チームの一員だったキャサリン・シュワイツはこう指摘する。
「犯罪現場を即座に確保することは証拠入手において極めて重要です。米国では、重大犯罪が発生したら、救命処置が終わり次第、現場への立入が禁止される。さらに国民に疑念が生じるような事件の場合は、捜査機関はより詳細な報告書を作成し、それを公開することがあります。この何が起こったのかを説明する透明性こそが、国民が捜査結果を受け入れるのに役立つでしょう」
今からでも遅くない、捜査の責任者が会見を開き、十分に説明することが求められている。
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