我らが「ペヤングたらこやきそば」は戦乱の世を生き残れるか? たらこカップ麺5品一気レビュー
#カップ麺 #ペヤング #たらこ #カップ麺一行3昧
「かまほた」で我が道を行く塩焼そば!! 東洋水産「俺の塩 たらこ味」
続いて登場するのは、東洋水産の「俺の塩 たらこ味」214円(税別)。カップ塩焼そばの定番「俺の塩」ブランドの商品です。普通サイズの「たらこ味」は10年以上前にレギュラー商品として出ていましたが、以後は不定期に大盛商品としてスポット発売されるようになり、今回は普通サイズで復活しました。今後、レギュラー化するのかもしれませんね。
たらこ粉末の入った塩味のソースに、「俺の塩」ならではの湯戻し1分の細麺と、ホタテ貝柱の形をしたかまぼこが合わせられています。たらこ味はそれほど強くなく、塩味ソースにたらこ風味がつけられている程度。たらこが主役でもないし、たらこパスタらしくもなく、「俺の塩」らしい塩焼そば感の強い、我が道を行く味でした。
我が道を行くの極めつけは、このホタテ貝柱形状のかまぼこ「かまほた」。「俺の塩」のノーマル味と共通の具で、たらこ味に貝柱の組み合わせはあまり見たことがなく、たらこパスタに近づける気はサラサラないことがわかります。貝柱風のかまぼこは他社でも使われますが、それらと遜色ない、貝柱と見紛う食感が楽しめました。
北海道のソウルフードにもたらこ味が!! 「やきそば弁当 たらこ味バター風味」
最後は、北海道のソウルフードとして知られる「やきそば弁当」ブランドの、「やきそば弁当 たらこ味バター風味」214円(税別)。北海道では長年、レギュラー商品としては君臨し続ける定番商品のひとつです。
ほんのりバターを効かせたたらこ味のソースに、太めの縮れ麺とパセリ、そしてなんといっても麺の戻し湯で作る「コンソメスープ」が付いています。
写真を見てもわかるとおり、今回紹介した商品の中でもたらこの量が最も少なく、バター風味もほのかに香る程度。焼そばだけ食べているとやさしい味過ぎて、かろうじて「たらこ味バター風味」とわかるくらいです。
戻し湯で作る「コンソメスープ」と一緒に食べることで、スープの強い塩気でソースのやさしい味が引き締まります。たらこ味よりもスープの味のほうが目立っている印象さえ受けました。我が道を行くことに関しては、「俺の塩」以上ではないでしょうか。
他社のたらこ焼そばに引けを取らない「ペヤング たらこやきそば」
我らが「ペヤング」の「たらこやきそば」は、たらこやきざみのりの圧倒的なボリュームで、無骨で荒々しい魅力が感じられました。計算し尽くされた「U.F.O.」のたらこパスタ感はさすがに別格ではあるものの、マヨが強い「一平ちゃん」、塩焼そば感を貫く「俺の塩」、そしてコンソメスープのほうが目立っている「やき弁」も決して引けを取らないおいしさでした。
皆様も、各社が力を入れる魅惑のたらこ焼そばを食べ比べてみてはいかがでしょうか。
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