『旅サラダ』中丸雄一、ハプニングを「演出です」とごまかすナイスフォロー
#中丸雄一 #KAT‐TUN #旅サラダ #なかまる印
2月18日に放送された『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)オープニングは、MC・神田正輝のこんなトークから始まった。
「暖かくなったり寒くなったり、いつもより寒暖差が厳しいから。寒暖差正輝(かんだんさまさき)がお伝えしました」(神田)
朝からダジャレをぶち込む神田。横にいる三船美佳が必要以上に笑っている。彼女のこの激しいリアクションが見られるのも、悲しいかな3月までである。
中丸雄一、カンペを見すぎなくらい読み上げる姿が目撃される
恒例コーナーである、「発掘!ニッポン なかまる印」。この日、リポーターのKAT-TUN・中丸雄一はどこに訪れたのか? スタジオから、レギュラーの向井亜紀が呼びかけた。
「寒くないところに行ってますように。中丸く~ん!」(向井)
逆に、フラグでしかない。映像がロケ先に切り替わると、やっぱり雪国なのだ。安定して寒いところばかりにいる中丸と、3週連続で叶っていない向井の「暖かいところに行けますように」という祈り。今回の「なかまる印」は、青森県弘前市からの中継だ。
スタジオにいる神田にクイズが出題されるのが、同コーナーの恒例だ。中丸はスコップで地面を雪かきしながら神田に問いかけた。
中丸 「スタジオにいる神田さん! これ、僕は何をしているでしょう?」
神田 「雪かき」
中丸 「雪かき、正解! ……いや、正解じゃないんです」
食い気味に「正解!」とリアクションしたが、正解ではなかった模様。何、その行ったり来たりの正誤判定は? スコップで地面を掘り続けた作業丸は、雪の下からあるものを掘り出した。
「はい! 正解は、野菜掘りです。……すいません、なんか」(中丸)
なぜ、謝ったのか? 雪の下から掘り出した大根が、完全に折れてしまっていたのだ。掘り出すとき、やってしまったのだろう。折れた大根と、津軽地方の雪景色と、中丸だ。
寒い津軽地方だけに、雪の下のほうが暖かい。天然の冷蔵庫として野菜を雪下に埋もれさせるという生活の知恵が、この“雪風呂”を生み出したらしい。
そんな有益な情報を、口頭で伝えてくれる中丸。ここで、カメラがパッと切り替わった。すると、目の前にあるカンペを見すぎなくらいにバリバリ読み上げる中丸の姿が……。油断していた、カンニング丸。
「いいねえ、チームって感じがして(苦笑)」(勝俣)
レギュラー陣からのフォローも、また全力だ。必要以上に笑ったり、必要以上にフォローしたり、これが『旅サラダ』のファミリー感か。
調理を手伝い、過度な拍手喝采を浴びた褒められ丸
「中丸さぁ~ん。こっち、こっちー!」
向こうのほうから中丸を呼びかける、大勢の女性たちの声がする。
中丸 「お姉さんたちは、何のチームですか?」
お姉さんたち 「私たちは、『津軽あかつきの会』で~す!」
彼女たちは、地元の主婦らが結成した「津軽あかつきの会」である。昭和から弘前に伝わる郷土料理を、若い世代へ伝承していく会だそう。なるほど、たしかに皆さんの格好が割烹着姿だ。でも、この日はマイナス気温だろうに……。外に立たされて、寒くないのだろうか?
実は彼女たち、津軽の伝承料理のレシピを『津軽伝承料理』(柴田書店)という一冊の本にまとめたらしい。
お姉さん 「見ると、誰でもこの料理を作れるように書いてあります」
中丸 「見して、見してー」
「見して、見して」といきなりタメ口になる中丸。地元のご婦人をサラッと「お姉さん」と呼んだり、彼は彼で人たらしだ。お姉さんたちにつられて、中丸まで少しイントネーションが訛ってしまっているし。
そんな中丸が、「津軽あかつきの会」の作業場にお邪魔した。ここで日々、お姉さんたちは郷土料理を作っているそうだ。この日、彼女たちが作っていたのは10種類以上の野菜を細かく切って温めた「けの汁」だった。
お姉さん 「新鮮な山菜を漬け込んでおいたのが、ちょうどめぐなってる時期なんです!」
中丸 「めぐなってる? 『めぐなってる』ってなんですか?」
お姉さん 「めぐなってるって、おいしくなってるんです」
中丸 「ああ、おいしくなってるね。全然、わかんなかったです」
「めぐなる(おいしくなる)」を聞き取ることができず、青森の方言に翻弄される中丸。素直に「全然わからない」と言うあたり、彼はシティボーイだ。しかし、本気の津軽弁なら、中丸は一言も理解できないはず。向こうは向こうで、それなりに中丸に合わせて話してくれているのに。
さて、けの汁づくりもそろそろ仕上げである。最後は、すり鉢ですった大豆を投入する。
お姉さん 「そうすると、もっとめぐなるんです!」
中丸 「もっとおいしくなる、ですね」
今度は、「おいしくなる」がわかった中丸。ちょっとだけ、彼も調理のお手伝いをするようだ。中丸はすり鉢で大豆をすった。
お姉さんたち 「ワーッ! するの、じょんずだー!!(大拍手)」
中丸 「ありがとうございます」
すっただけで拍手喝采を浴びる、過度に褒められる丸。めちゃくちゃヨイショしてもらい、必要以上の歓声を浴びた中丸が戸惑っている。今回の「なかまる印」は、臨場感がものすごい。
「(自分を指差し)褒めて伸びるタイプです。ありがとうございます」(中丸)
「褒められて伸びるタイプです」とドヤった中丸と、褒め上手なお姉さんたち。女性陣に囲まれ、普段以上に息子感を漂わせた中丸は今年9月で40歳である。
こうして、「なかまる印」の前半戦は終了。スタジオにいる勝俣州和が、中丸の身を案じた。
「中丸君、待ち時間大変ですよ。話し相手にならなきゃいけないから(笑)」(勝俣)
中丸、生放送ならではのハプニングを「演出です」とごまかす
約1時間後、中継は再開された。後半戦では、できあがった郷土料理を中丸がいただくようだ。
解せないのは、ロケ場所が屋外へ移ったことである。ダウンを着た中丸はともかく、割烹着姿のお姉さんたちは明らかに寒そうなのだ。けの汁がすぐ冷めて中丸の猫舌の心配は減りそうだけれど、「津軽あかつきの会」が心配。
「なかむらさん、さっきじょんずにすった大豆を入れてください」
「人参の子和えにたらの子を入れるんですけど、なかむらさん入れてください」
「なかむらさん、食べてみます?」(お姉さん)
寒さで口が回らなくなったか、単に言い間違えてるだけなのか、ずっと中丸のことを「なかむら」と呼び続けるお姉さんたち。だから、試食は屋内ですればよかったのに……。番組スタッフが背景に雪を映したいからか?
とはいえ、お姉さんたちは俊敏に動き続けた。中丸へのおもてなしっぷりがすごいのだ。食べ物が次々に出てくるわ、サッとお椀を渡すわ、刹那で箸を手渡してくるわ。まるで、ハーレムだ。
「王様だね」(神田)
さらに、中丸に手渡されたのはスペシャルなごはんであった。
「青森県産直営の、『青天の霹靂』っていうごはんなんです」(お姉さん)
KAT-TUNの持ち曲にも、「青天の霹靂」というナンバーが存在する。この銘柄を確信犯で準備していたか、それともただの偶然だったかは不明だが、中丸当人のリアクションは淡白だ。
「『青天の霹靂』か。米、いいっすねー!」(中丸)
「KAT-TUNにも『青天の霹靂』という曲があるんです!」と、自分事を大声でアピールしない中丸のリポートは上品で良かったと思う。
というわけで、KAT-TUNが「青天の霹靂」を食べる模様。でも、手がかじかんでなかなかごはんを掴めないようだ。
「特A(ランク)だから、『青天の霹靂』に緊張しますよ」(中丸)
「緊張する」という表現で、ごはんの高級さを引き立てる中丸。見事な機転だが、単に寒いだけだろう。いつも、極端に熱いことか寒いことしかやらない中丸。
ただ、「青天の霹靂」のおいしさは本物である。
中丸 「ああ~、うんめえ! お米のおいしさがすごい強い!」
お姉さん 「それプラス、母さんたちの愛情がたっぷり入ってるんです」
中丸 「料理は愛情!」
お姉さんたちからの愛情の圧を受け、アップアップの中丸。いや、愛情の圧だけじゃなく、物理的な音圧も強かった。
お姉さん 「(鍋蓋を落として)ガッシャーン!」
中丸 「どうしましたぁぁっ! なべぶた? ……演出です、演出(笑)」
鍋蓋を落として起きた「ガッシャーン!」の衝撃音の0.1秒後に、「なべぶたー!?」と合いの手を入れる中丸が最高だ。
さらに、生放送ならではのハプニングを「演出」呼ばわりし、「ガッシャーン!」の犯人であるお姉さんに「いいアクセントになりました」と励ましの言葉をかけた中丸。彼のカバー能力は、今回の見どころだった。このあたり、中丸特有の息子感と通じるところもある。
それにしても、中継がバタバタしてきたな……。
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