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Sexy Zone人気急回復の裏に中島健人&菊池風磨を猛プッシュするジャニーズの思惑

Sexy Zone人気急回復の裏に中島健人&菊池風磨を猛プッシュするジャニーズの思惑の画像1
Sexy Zone 事務所公式サイトより

 Sexy Zoneの「ケンティー」こと中島健人が、サスペンス映画『おまえの罪を自白しろ』(10月20日公開)で主演を務めることが22日に発表された。同じメンバーの菊池風磨と共に俳優としての評価が高まっており、Sexy Zoneの人気拡大の原動力になっているようだ。

 同映画は、江戸川乱歩賞などを受賞した社会派ミステリー作家・真保裕一氏の同名小説の実写化。政治家一族の宇田家の孫娘が誘拐され、犯人から身代金ではなく「明日夕方5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」と要求されることから始まるストーリーで、中島は宇田家の次男・宇田晄司を演じる。晄司は、内閣府副大臣である父・宇田清治郎(堤真一)のやり方に疑問を持ちながらもやむなく父の議員秘書を務め、誘拐事件をきっかけに家族の命を救うために奮闘する。

 中島がサスペンス映画に主演するのは初。真保氏は過去に織田裕二が主演した『ホワイトアウト』『アマルフィ 女神の報酬』といった人気映画の原作を担当しており、今作もヒットが期待できるのではと話題を集めている。

 この発表を受けて、Twitter上では「ケンティー、サスペンス映画初主演おめでとう!」「ぶっちゃけ、私は恋愛系よりこういうシリアス系の方がケンティーの演技に合うと思う!」「どんどん俳優としての厚みを増していて楽しみ」といった歓喜の声が集まり、トレンドワードに「#ケンティー」「#おまえの罪を自白しろ」が入るなど反響が広がった。

 中島といえば、昨年公開された二宮和也の主演映画『ラーゲリより愛を込めて』で元漁師の純朴な青年を好演。人生初の丸刈りとなり、ふんどし一丁で魚を捕るシーンに挑戦するなど、王子様イメージを覆すような体当たりぶりで大きく評価を上げた。また、2024年に世界同時放送&配信予定のHuluオリジナル海外ドラマ『Concordia(コンコルディア)』(仮題)にも出演が決定し、得意の英語力を活かして海外にも活躍の幅を広げようとしている。

 さらに、20日からオンエアが開始された「湖池屋プライドポテト」の新CMに嵐の相葉雅紀と2人で出演しており、かつて嵐のバックダンサーを務めていたこともあった中島が相葉との「コンビ」に抜擢されたことからも、事務所の期待とプッシュの強さが感じられる。

 一方、同じメンバーの菊池も俳優業とCMが好調。昨年公開された映画『もっと超越した所へ。』でヒモ体質のバンドマン志望というダメ男役を演じ、今年1月からはWOWOW『連続ドラマW ギバーテイカー』では狂気的な猟奇殺人犯という難役をこなし、脱アイドル的な本格派演技によって一皮むけたと高評価された。放送中のドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)では犯人グループのリーダー格を演じ、4月から深夜ドラマ『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)に倉科カナとダブル主演することも決定するなど俳優として勢いに乗っている。

 また、CMにおいてはコミカルな“洗濯大名”姿で出演している洗剤ブランド「ボールド」や、不祥事で降板した香川照之に代わって抜擢された東洋水産「MARUCHAN QTTA」などが好評だ。

 「ジャニーズ事務所としては、中島と菊池を中心にSexy Zoneを盛り立てていきたいという方針のようです。昨年から『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』のCMにペアで出演していることからも、事務所のプッシュの強さがうかがえます。2人とも俳優業とバラエティのどちらもこなせる器用さがあり、特に俳優としては相当な伸びしろがありそうなので、ジャニーズ上層部からの期待が大きいようです」(ジャニーズに詳しい芸能記者)

 メンバーのソロでの活躍の影響もあってか、一時は後輩グループに押されていた印象があったSexy Zoneの人気が急回復。昨年6月にリリースした通算8枚目のオリジナルアルバム『ザ・ハイライト』が自身過去最高となる初週売上約14.1万枚を記録するなどセールスが好調で、昨年末にはデビュー12年目で念願のドームツアーを開催し、東京・大阪の計4公演で約20万人を動員する大盛況となった。

 また、昨年末にマリウス葉が芸能界引退に伴ってグループから脱退したが、その前にメンバー5人だけで泊りがけの旅行をする様子をSNSで発信するなど仲良しぶりが話題に。完全な「円満退所」だったことで、最近の「退所ドミノ」などによって何かとネガティブな印象になりがちなジャニーズ事務所のイメージ回復にも貢献したといわれる。それも事務所からの期待の大きさにつながっているとみられ、こうしたプッシュを背景にSexy Zoneの勢いはさらに増していきそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/02/23 21:00
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