フジ『27時間テレビ』千鳥、かまいたち、ダイアンがMCで“大物”避けた切実理由
#フジテレビ #千鳥 #27時間テレビ #ダイアン #かまいたち
コロナ禍で休止していたフジテレビ系『FNS27時間テレビ』が4年ぶりに復活する。今回MCを務めるのは、千鳥、かまいたち、ダイアンの3組。『千鳥の鬼レンチャン』をベースとして、さまざまなチャレンジ企画を実施していくという。
現在もっとも勢いのある3組ともいえるが、一方で「少々小粒だ」という声も聞こえてくる。とあるバラエティ番組関係者はこう話す。
「過去の『27時間テレビ』というと、タモリさん、ビートたけしさん、明石家さんまさん、ダウンタウン、ナインティナイン、中居正広さんなど、芸能界で天下を取った超トップクラスのみなさんがMCを務めてきました。千鳥、かまいたちは、たしかに今人気がある芸人さんだし、ダイアンも実力は高く評価されています。しかし、かつての“ビッグ3”などと比べてると、どうしても小粒に感じてしまう。4年ぶりの復活ということで、ネームバリューのある大物を選んでくるのではないかとの見方もあったんですが、結構意外な人選でした」
『千鳥の鬼レンチャン』は、ヒット曲のサビだけを音程を間違えずに歌えるかどうかを競う「サビだけカラオケ」を筆頭に、さまざまなチャレンジをする番組だ。この内容が『27時間テレビ』に向いているという声もある。
「『27時間テレビ』では、地方局のアナウンサーなどが参加するコーナーが多く、そういったなかで『鬼レンチャン』の企画は、とても使い勝手がいい。そもそも企画内容ありきで、この3組がMCになったのかもしれません」(同)
さらに、あえて“小粒”なメインMCを選択するメリットもあるようだ。
「2010年代中頃から『27時間テレビ』の平均視聴率は1桁台になっていて、いつ終わってもおかしくない状況です。今回は4年ぶりの放送となりますが、もし今回コケたら、いよいよ最後になる可能性も高いわけです。
そんな大コケして最後になる可能性が高い番組のMCなんて、大物にはなかなかオファーできません。コケたら“戦犯扱い”されることが確定的ですから、そのタレントさんのイメージダウンにもなるし、フジテレビとの関係性も悪化するでしょう。そういった事態を避けたいがために、大物のMC起用がなかったという事情もあるのでは」(構成作家)
とはいえ、千鳥、かまいたち、ダイアンの3組にしても、もし番組がコケて終了したら、それなりにダメージを受けるはずだが……。
「もともとそんなに大物というか大御所でもなく、かつ3組もいれば、コケてもダメージが少なくて済む。また、千鳥、かまいたち、ダイアンは勢いがあるというだけでなく、実力そのものが高く評価されているというのも大きいでしょう。例えばダイアンは、あまり全国区の人気がないなかで東京の拠点を移し、それなりの時間をかけてジワジワ売れてきたタイプ。冠番組を持っている千鳥やかまいたちも同様で、コケたとしても必ずしも彼らのせい、という見方にはならないのでは」(同)
3組は、フジテレビの看板番組である『27時間テレビ』をどう盛り上げていくのか。
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