トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 後釜、Adoで決定か

Creepy Nuts『オールナイトニッポン』の後釜、Adoで決定か

Creepy Nuts『オールナイトニッポン』の後釜、Adoで決定かの画像1
ニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』公式サイトより

『オールナイトニッポン』の放送開始55周年を記念した特別番組『オールナイトニッポン55時間スペシャル』で、19日の17時からは『ゆずとCreepy Nutsのオールナイトニッポン』が放送され、ゆずの北川悠仁、岩沢厚治、Creepy NutsのR-指定、DJ松永の4人がラジオへの思いを熱く語った。

 Creepy Nutsは2018年の4月からレギュラー放送を2部で開始し、2022年の4月から1部に昇格。しかし今年1月に3月で番組を卒業することを発表している。

 55時間スペシャルの共通のテーマは『あの頃の自分に言いたいこと』。これについて松永は「5年後に自分から辞める決断するよ」と静かに呼びかけると笑いながら「絶対に5年前の自分じゃ想像つかないね」と話した。R-指定も「そうやね。信じひんやろうしね」と同調した。

 岩沢は「ステージで真面目なバラードを歌っている自分たちも自分たちだし、ラジオでバカ騒ぎしてるのも自分たちだし、当時切り替えられなかったんだよね。こんなことやってていいのかなと思ってる自分たちがいて」と振り返った。

 ゆずは1998年4月から2部でレギュラー放送を開始。その年の10月から1999年3月まで1部を担当。2000年11月まで22時台の『SUPER』の枠でやっていたのだが、一度卒業。そのあと2009年から2015年まで『GOLD』の枠を担当していた。

 続けて「辞めるっていうニュースを聞いた時『来た』っていうか。次にいくためのステップっていうか。俺たちがそうだったから。これは一生たぶんできないし。ステージ上では違う自分たちがいて。それは思い出した」としみじみと話すと真剣に聞き入っていた松永とR-指定は「同じ過ぎてびっくりしました」と驚きの声をあげていた。

 岩沢の「そういうことが2つできなかったんだよね。だから『オールナイト辞めます』って」という言葉にも「本当そう」「同じです」と口々に同調していた。

 さらにテーマについては「俺たちは楽しい事が好きだから、何年か経ってまた(ラジオ)やったけど。当時に言いたいのは、そういうことが起きるし。またラジオ復活するよ。みたいなことを俺は言いたいかな」と話し、Creepy Nutsへのメッセージのようだった。

 また北川は、クリスマスに商業施設のクリスマスツリーの前でショーが始まるのを待っていた所50歳位の男性に「北川さんですよね?ずっとオールナイト聞いてました」と声を掛けられた出来事を話した。

 そして「(ラジオを)やってた時の共有してたことを時が経って、それぞれ全然違う人生で、あの時の思い出を一緒にパッと共有できる、俺達ってそれって音楽でしかないと思ってる部分があるけど、特にオールナイトっていうのはそれを強烈にもってる気がする」とラジオが持っている力について話した。

 北川は「2人もこれからいろんなことやって。でも、また帰って来るんじゃないかなっていう気もするし。今まで5年間やってたことが違う人を通して返ってっくることもある」とCreepy Nutsへ言葉を送り「辞める時はもう無理だと思って辞めたけど、『やってよかったぞ、やっていいよ』ってことを言ってあげたい」とあの時の自分へ呼びかけた。これもCreepy Nutsへのメッセージのように聞こえた。

 このゆずの言葉にCreepy Nutsのラジオリスナーからは「CreepyNutsも、またきっと……。ラジオ復活して欲しい」「先人エピソードの説得力。二組の歩む道に重なる部分があって、それが聞けるのはすごく貴重。ありがとうございます」「3月で終わるの本当に寂しくてずっとショックだったけど、これを卒業前に聞けて心から良かったと思います!」などの声が上がっていた。

「Creepy Nutsのオールナイトニッポンの後任は、Adoになるようです。今回の55周年記念のラインナップを見てみてもやはり、パーソナリティはミュージシャンが多くて、彼らのトークが聞ける数少ない場。Creepy Nutsの2人も、ラジオでのトークがきっかけでブレークに繋がりました。Adoは過去に2度、『ANN』特番のパーソナリティをつとめ、評判も上々、次の特番を期待しているファンも多い。ラジオ局としては放送外収入としてライブの収益源も重要な中で、Adoのような“顔出ししないアーティスト”を選ぶあたり、さすがのセンスですよね」(ラジオ番組スタッフ)

 番組の最後に松永は「放送を通じて、僭越ながら通ずるところがあるなとか、共感してしまったり、勉強になったり。お2人と喋れて良かったなと思います」と話し、R-指定は「ゆずさんのルートだったり、やり方があるっていうのが、いろんな方向に視野が広がりました」と感謝の言葉で締めくくった。

 いろいろな葛藤の中でラジオを辞めるCreepy Nutsにとって、背中を押すスペシャルコラボになったようだ。

 

 

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/03/14 10:16
ページ上部へ戻る

配給映画