カップヌードル、どん兵衛、U.F.Oが「二郎」に挑戦状!?「背徳」をテーマに夢の共演
#カップ麺 #カップ麺一行3昧
今回は、日清食品から2023年2月13日に発売された「背徳の麺トリオ」の3品、「カップヌードル チーズバタークリーミーカレー」、「どん兵衛 味噌バタークリーミーうどん」、そして「焼そばU.F.O. チーズ背脂台湾まぜそば」をレビューします。
「背徳」と聞くと、食べて後悔するようなカロリーやにおいのものを思い浮かべますが、実際のラーメン店でいえば、背脂とかニンニクがものすごい「二郎」のような存在ではないでしょうか。今回の3品は「二郎インスパイア」ではなさそうですが、「バター」や「背脂」などが入っており、日清食品の御三家ブランドが「背徳」にどうアプローチしているのか気になります。
“ちょっとカロリー高めかな”レベル?「カップヌードル チーズバタークリーミーカレー」
まずは「カップヌードル」から、「カップヌードル チーズバタークリーミーカレー」214円(税別)。「チーズ」「バター」「クリーミー」「カレー」と、商品名に4つもの要素をブチ込んできていますが、よくよく見ると「乳成分」と「カレー」という単純な組み合わせでもあります。高カロリーなイメージがある「バター」に「背徳」要素を感じますが、果たしてどうでしょうか。
フタを開けると、別添袋の「背徳チーズカレーパウダー」と大量のスープ粉末、そしてキューブ状のチーズ加工品が目立ちます。「背徳チーズカレーパウダー」は黒地に黄で彩られており、なんとなく「ラーメン二郎」を思わせるカラーリング。味は全然違うとはいえ、やはり「背徳」といえば二郎がチラつくのでしょうか?
チーズやバターを効かせたクリームベースのスープに、「背徳チーズカレー粉末」と、カップヌードルらしい縮れのついた中細油揚げ麺、そして溶け出したチーズ加工品と謎肉、コーン、ネギといった具が合わせられています。
スープはクリーム感があり、チーズのコクも感じられますが、「背徳」要素の核と思われたバターはちょっと弱め。チーズが最も目立っているものの、正直あまり「背徳」感はありません。クリーミーでどろどろしていてちょっとカロリー高めかなと思う程度で、完食しても罪悪感はないように思います。
別添の「背徳チーズカレーパウダー」には、チーズとカレーの粉末が入っています。チーズの粉末がスープのチーズ味を補い、この商品の主役がチーズであることを確固たるものにしていますが、カレー味は控えめで、アクセントとして香る程度でした。
具はキューブ状のチーズ加工品と、謎肉、コーン、ネギの組み合わせ。お湯を入れる前はチーズ加工品が最も目立っていましたが、スープにだいぶ溶け出してしまうことで、残された具はちょっとボリューム不足に見えてしまいます。「カップヌードル」シリーズといえば具がたくさん入っていることが多いので余計にそう見えるのかもしれません。
チーズを中心にクリーミーにまとめられた一杯でしたが、バター風味が物足りないためかあまり「背徳」感はなく、ちょっと残念でした。
ニンニクバターでこれぞギルティ!!「日清のどん兵衛 味噌バタークリーミーうどん」
続いては、「どん兵衛 味噌バタークリーミーうどん」214円(税別)。「どん兵衛」は和風カップ麺の大定番ブランドですが、和風といえば保守的かと思いきや、今回の3ブランドの中でも特にぶっ飛んだフレーバーを多く生み出し、流行を取り入れるのも早いイメージがあります。
うどんやそばにニンニクをガンガンぶち込む商品も多く、「二郎インスパイア」にも真っ先に飛びついていました。「背徳」は最も得意とするところではないでしょうか。今回の「背徳の麺トリオ」を提案したのは、実は「どん兵衛」さんサイドではないかとすら思います。
別添袋は3つ入っており、中でも「背徳バターオイル」は「カップヌードル」のときと同じく二郎カラー。「かやく」の袋には揚げ玉も見えており、こちらも背徳っぽい存在でしょう。
クリームベースのみそ味のつゆにニンニクを効かせています。クリームもみそ味もあっさりしており、どこが「背徳」なんだろうというレベル。ただ、相対的にニンニクが目立つ構図になっており、実際にはそれほど強くはないのですが、体感的にはガッツリとニンニクを感じられました。
別添の「背徳バターオイル」を加えることで、バターとニンニクのジャンキーなハーモニーが奏でられ、「背徳」の味に変貌します。和風カップ麺の「どん兵衛」なのに和風要素はゼロのニンニクバター味。やはり「どん兵衛」はこういう味が得意ですね。
具は揚げ玉に、カップヌードルのお株を奪う謎肉、そしてネギが入っています。揚げ玉は、つゆ表面のバターオイルによって油をまとい、なんだか背脂のような雰囲気を醸し出します。量は決して多くないものの、これも「背徳」要素と言えるでしょう。
そして謎肉。先ほどのカップヌードルよりたくさん入っていました。もちろん「謎肉」自体もジャンキーで「背徳」ですが、カップヌードルから奪ってしまう行為が実は最も「背徳」なのかもしれませんね。
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