東出昌大、”狩猟生活”が演技に滋味を与える…あの監督の次回作に出演の噂
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2月14日に都内で開催された映画『Winny』の先行上映舞台挨拶に、東出昌大が登壇した。主人公であるファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇を演じた東出は、この作品のために18kg増量してえいる。
「唐田えりかとの不倫騒動からの杏との離婚を経て、一時的に活動ペースが鈍化してしまった東出さんですが、演技に対してはこれまで以上に真摯に向き合っています。ハードな役作りも辞さないその姿勢は、業界内でも高く評価されている。今回の『Winny』についても、東出さんのプロフェッショナルな姿が見られると、前評判も上々です」(映画関係者)
そんな東出が次に出演するのではないかと噂されているのが、『ドライブ・マイ・カー』で2022年のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞し、監督賞にもノミネートされた濱口竜介監督の次回作だという。
「濱口監督は現在短編を製作中ですが、その作品には山仕事や畑仕事に関する内容があるそうです。東出さんは俳優の仕事をしているとき以外は、山奥で狩猟をしながら自給自足の生活を送っているので、そういうテーマはピッタリ。山での生活を送るようになったのも、この作品のための役作りを意識していたのではないかと、少々穿った見方をする関係者もいます」(同)
東出は濱口監督の映画『寝ても覚めても』(2018)にも出演。この作品が唐田との出会いの場になった。
「そもそも濱口監督は、東出さんの演技をかなり高く評価していて、東出さんをキャスティングする可能性も高い。俳優仕事も軌道に乗り始めて、スキャンダラスなイメージも徐々に薄れているなかなので、そろそろ濱口組での東出さんを見たいという映画関係者も多いでしょう。本当に濱口監督の次回作に東出さんが出演するような展開があれば、作品そのものの話題性も高まりますしね」(同)
濱口監督の次回作に出演するか否かはわからないが、東出が映画界で独自のポジションを築きつつあるのは間違いない。
「スキャンダルのせいもあって、かつてのような二枚目キャラではなくなっていますが、その分いろいろな役が回ってくるようになっているし、なんと言ってもとてもリアルなワイルドさを持っている。東出さん本人としては、山小屋生活は俳優の仕事と切り離した完全プライベートだと思っているのかもしれませんが、山小屋生活が演技にプラスの滋味を与えているのは確かです。あの“世捨て人”感は、普通の生活をしていて得られるものではない。現在の生活は、確実に東出さんの俳優としてのキャリアを高みに押し上げていると思います」(制作会社スタッフ)
日本映画界としても、濱口監督の作品の世界的ヒットが念願となっている。
「アジアの映画界でいうと、韓国が何歩もリードしていて、日本はなかなか結果が出ない状況が続いている。そんななかで、濱口監督は今もっとも世界から注目される日本の映画監督のひとりです。ここで、濱口監督が世界的にヒットする映画を世に出すことができれば、日本の映画界の底上げにつながるわけです。ヒットを後押しするという意味で、東出さんは重要な駒になるはず。東出さんのにじみ出るようなプロフェッショナルな演技が世界で評価されるのを期待せずにはいられません」(同)
不倫騒動で多くのものを失った東出が、山小屋生活を経て世界の映画界で大活躍する──そんな逆転のシナリオは現実のものとなるのだろうか。
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