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ANN0で壮絶人生告白の芸人・さんぽ”初めてあった妹”が発した衝撃の一言

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さんぽ(左・岩永いわな、右・とみやん)写真|Kyogo Hidaka(以下、同)

 バイきんぐ、メイプル超合金、モグライダー、鬼越トマホークなど、過去にそうそうたるメンバーを排出してきたラジオ番組『決戦!お笑い有楽城』(ニッポン放送)。2022年は、ビクターミュージックアーツ所属のお笑いコンビ・さんぽが優勝を果たし、副賞として「オールナイトニッポン0(ZERO)」に出演した。

 その生放送では、岩永いわなの生き別れた実母とのエピソードが話題となった。2歳下の弟と共に父親に引き取られた岩永は、20年ぶりにSNSを通じて母とコンタクトを取ることに成功したとのこと。今回は、コンビの話もそこそこに岩永の母親とのその後や種違いの妹との関係を中心に話を聞いてみた。

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ーーお母さんと生き別れになった時の話を聞かせていただけますか。

岩永いわな(以下、岩永) 20年前、僕はまだ小学生だったんですけど、下校中に車で父親が突然現れて『乗れ!』って言うんです。訳もわからず弟と車に乗り込むと、そのまま父の実家に連れて行かれて、それっきり母とは会っていません。母と一緒に住めなくなった理由は聞かされませんでした。

 その後、母が『どうしても僕と弟に会いたい』と聞いて、二人で会いに行ったんです。でも、何時間待っても母は現れなかった……。弟と僕は帰り道で一言も喋らず、それから我が家では母の存在がタブーになったんです。まぁ普通のよくある離婚話だと思うんですけど。

とみやん いや、普通では無いよ? お父さんは連れ去りみたいだし、お母さんは面会の場に現れないしって、だいぶ重いから! 岩永は、いろいろと家庭が複雑で麻痺しちゃってる部分があるんです。

ーーそれから20年後、どうやってお母さんと繋がったんですか?

岩永 2021年のことなんですけど、母の娘を名乗る人物からSNSでDMが届いたんです。つまり、僕の種違いの妹になります。どうやら母がポロっと僕の存在を言ってしまったようで、そこからいろいろ調べて辿り着いたみたいです。そのタイミングで、母と思わしきアカウントからフォローされたんですよ。恐る恐るアカウントを覗いたら、現在の母がコスプレ写真を上げていて、それが激太りした竈門炭治郎(『鬼滅の刃』)だったんです。

とみやん お母さんがけっこう能天気というかハッピーな方なんですよ。岩永がオールナイトニッポンでその話をしたら即『#激太りした竈門炭治郎』って投稿し始めた。しかもけっこうな連投。どういう感情でやってんの?って(笑)。

ーー繋がるきっかけとなった妹さんとは、お話はしました?

岩永 何回か実際に会ってますよ。地元は長崎県なんですけど、学校の関係でこっちに住んでるんです。ちょっと衝撃的で忘れられないんですけど、初めて顔を合わせたときの妹の第一声ってなんだと思います?

ーー普通に『初めまして』とかじゃないんですか?

岩永 『へぇ~、母に似てないんですね』です。なんかすごくないですか? 脚本で書こうと思っても絶対に出てこないセリフですよ。『やっぱり母に似てますね』とかならまだわかるけど、『似てないですね』。これがリアルなんだなと勉強になりました。

とみやん 顔を見て素直に、そう思ったんだろうね。用意してたら出ない言葉だもん。

岩永 で、ちょっと話して気づいたんですけど、その時妹は20歳だったんです。でも、親が離婚したのが20年前……「あれれ~? なんかおかしいなぁ」と。

とみやん 計算が合わないですね……。

岩永 日本で親権って言ったら母が強くなりがち。なのに父が二人も引き取った。その上に20年ピッタリという年月――全てが繋がりました。でも、妹は本当に明るくていい子なんです。単独ライブも観にきてくれたし、差し入れもくれた。純粋にお兄ちゃんを応援してくれる。でも、そんな妹の無邪気な笑顔を見るたびに『原因は君なんだ』って……。

とみやん やめてくれ! 生まれてきたことに罪はないからね!

ーーお母さんに会おうとは思わないんですか?

岩永 一応DMでやりとりはしましたけど、会う自信はちょっとないですね。正直、怖いです。メールの文面も自然と敬語になってしまいました。

とみやん でも僕、妹さんから『お母さんが岩永と会う計画を立てている』って聞いちゃったんですよ。お母さんは長崎県でイベント制作会社に勤めているんですけど、地元のイベントに僕らをゲストとして呼ぼうとしているんです。しかも、岩永には秘密で親子のサプライズ対面も企画しているとか……。一人で抱え込むには重すぎて、すぐに岩永に報告しました。なんか母親側は全体的に軽いんですよ。

ーーもし、そのイベントのオファーがあったら受けるんですか?

岩永 すごく出たくないですけど、話があったら覚悟を決めて受けます。僕と母親の20年ぶりのMCが実現するかもしれないですね。

とみやん もったいないよ! 地方のイベントじゃなくて、テレビでやってもらいたい。

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岩永 どっちにしろ“感動ポルノ”みたいにはして欲しくないですね。母親側はそういう感じかもしれないですけど、僕は泥臭くて複雑な感情を抱えていますから。やるからにはきっちりとそこを描写してもらいたいです。

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