セブンイレブン「すみれ」のカップ麺「最高に面倒で、最高にうまいラーメン」を大検証
#セブンイレブン #カップ麺 #カップ麺一行3昧
今回は、セブン-イレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」から発売された「最高に面倒で最高にうまいラーメン。すみれ 特濃芳醇みそ」398円(税別)をレビューします。
前に出ていた「最高に面倒で最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油」に続く第2弾商品。札幌味噌ラーメンの名店「すみれ」の味を再現しています。
「すみれ」は、「セブンプレミアムゴールド」の定番カップ麺としてもおなじみで、「博多一風堂」と並んで名店再現系カップ麺の元祖とされています。レギュラー商品「すみれ 札幌濃厚みそ」も278円(税別)と高額ですが、今回はそれより120円も高い価格設定。せっかくなので今回は、レギュラー商品との比較もしていきたいと思います。
カップ麺に熱湯を2度がけする意味とは
商品名の「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。」。もちろん「最高にうまい」のは大歓迎ですが、「最高に面倒」なのはイヤですよね……? 面倒なのは「熱湯2度がけ」が理由で、一度湯切ってからまたお湯を入れる手間があります。
パッケージには、「直火で炒めた野菜の旨み」「香り際立つおろし生姜」「コシのある中太縮れ麺」「スープを覆うたっぷりのラード」の4つの“強み”が書かれています。熱湯2度がけによってスープ温度が高温に保たれるため、「コシのある中太縮れ麺」が実現できるようです。
麺を戻したお湯を一度捨てることで、スープの雑味を除くことができるメリットもありそうで、4つの強みはすべて熱湯2度がけによる熱々でクリアな味と関係していそうです。
内容物を見ていくと、さすが高額商品だけあって4つの別添袋が入っています。「だし」「スープ」「ラード」「おろし生姜」と、いずれもスープに関係していそうですが、カップには麺しか入っておらず、今回のカップ麺には具は入っていません。
湯戻し前の麺を、「セブンプレミアムゴールド」のレギュラー商品と比較してみました。どちらも黄色味の強い縮れ麺ですが、よく見ると「最高に面倒で-」の麺のほうが丸みがあり、レギュラー商品の麺はやや平打ち形状となっています。
平打ちに比べて断面が丸いほうが、厚みがあって熱が内部まで入りにくくなります。「最高に面倒で-」の麺形状は、熱湯2度がけだから可能なものと思われます。
本当に「最高に面倒」なの? 熱湯2度がけをやってみた!
まずはカップに麺のみ入った状態から、熱湯をカップの線まで注ぎます。この段階で必要なお湯の量は440mlですが、2度がけの際にさらに330ml必要になるため、それを見越して大量にお湯を沸かす必要があります。小さい電気ケトルだと1回では足りなくなる場合もありそう。
湯戻し時間は4分で、その間にフタの上で「スープ」と「ラード」をのせて温めます。今回は熱々スープが大きな売りなので、袋を温めるか温めないかで、熱々さに影響が出そう。
4分後、フタの湯切り口からお湯を捨てます。カップ焼そばでもないのにこの工程があるのは面白いですよね。でも実は、麺の湯切りはかなり重要で、お店で食べても湯切りが甘いラーメンは味がボヤけるし、自宅で生ラーメンを作っても実感できます。
一世を風靡した中村屋の「天空落とし」とか、麺屋武蔵の「よいしょ~」の掛け声をイメージして湯切りしてみると雰囲気が出そうですが、周囲のみなさまから白眼視されないように、できれば1人の時にやったほうが無難かもしれません。
湯切り後、再び湯を注ぐ前に、4つの袋のうち「旨みだし」を麺の上に開けます。粉末の中に大量のすりごまが入っていて、このまま混ぜて食べても普通においしそうに見えます。
再び、線までお湯を注ぎます。これに「スープ」を入れてよくかき混ぜ、「ラード」を回しがけし、「おろし生姜」を添えて完成となります。
これくらいの手間なら「最高に面倒」というほどでもなさそうで、「ちょっとだけ面倒で最高にうまいラーメン。」のほうが実態に即していそう。お湯を多めに用意する必要があるのが最も注意する点ではないでしょうか。
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