解散するBiSHがオーディション開催、WACKのスクラップ&ビルド方式もマンネリ?
#BiSH
今年6月29日に東京ドームで開催されるワンマンライブで解散することが決まっているBiSHが、次なるBiSH結成のためのオーディション企画「BiSH THE NEXT」を始動する。今後、BiSHの現メンバーがオーディションに携わり、選考を進めていくという。
次なるBiSHのグループの詳細はまだ明かされていないが、オーディションの応募資格は「日本語がしゃべれること以外は全て不問」となっている。書類審査、面接審査ののち、3月以降に行われる合宿審査を経て、合格者が決定する。
人気絶頂の中で解散を発表したものの、“次なるBiSH”を結成するということで、一部のファンからは反発もあるようだ。
「“新しく作るなら解散する必要はないのでは?”といった意見が聞こえてきますね。解散してほしくないと願うファンにしてみれば、“どうして違うメンバーで結成するんだ?”となるのは自然でしょう」(音楽事務所関係者)
とはいえ、BiSHは所属するWACKにおいては、解散と再生が繰り返されてきた歴史がある。
「そもそもBiSHは、2014年に解散したBiSをもう一度始めるということで、WACKの渡辺淳之介氏が立ち上げたプロジェクトです。このときも、BiSのファンからは反発がありました。
さらに、BiSについても、14年に第1期が解散し、16年には新たなメンバーで再始動します。そして第2期BiSは19年5月に解散しますが、同年6月に別のメンバーで第3期のBiSが始動。WACKではスクラップ&ビルドがお家芸なんです。BiSH THE NEXTについても、その流れの沿ったものだと見ることができるでしょう」(同)
BiSH THE NEXTは、いかにもWACKらしい展開とも言えるわけだが、その一方でこういった“スクラップ&ビルド”の仕掛けそのものがマンネリ化しているとの指摘もある。
「一般的に女性アイドルグループでは、メンバーチェンジを繰り返しながら、活動を継続していくというのがパターン。“解散”をしないことで、ファンが長く応援し続けられるわけです。一方、WACKの場合は、実際にはメンバーチェンジを繰り返しているだけですが、“解散”という言葉を使ってリセットすることで、うまく盛り上げているという形です。
今回のBiSHの解散についても、クライマックスに向けてしっかりと盛り上がってきていますが、スクラップ&ビルド方式が完全にバレてしまっているなかでは、“またそのやり方か”という感じになってしまう。手の内が完全に露見しているわけです」(同)
WACKといえば最近、TBS系『水曜日のダウンタウン』の企画「MONSTER LOVE」において、アイドルオーディションを実施。安田大サーカス・クロちゃんのガチ彼女を見つけるための企画だったが、その裏でアイドルオーディションが動いていたことが判明した。最終的にクロちゃんの恋人になったミチをはじめとした合格者によって『都内某所』というグループが結成されている。
「この『MONSTER LOVE』内でのオーディションは結構不評なんですよね。単純にクロちゃんの恋愛企画を期待していたという視聴者も多く、オーディション企画は邪魔だという声も多いんです。言ってみれば、かなり変化球なアイドルオーディションであり、まさにWACKの真骨頂とも言えるわけですが、そういった手法が通用しなくなっているのも事実。BiSH THE NEXTも含めて、WACKの“奇策”もそろそろ潮時なのかもしれません」(同)
オーディションで結成されることとなるであろう次なるBiSHは、果たして現BiSHのファンに受け入れられるのだろうか──その動向に注目だ。
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