『ガンニバル』柳楽優弥の狂気演技に業界大絶賛!! ただ“流出”の危険も…
#柳楽優弥
2月1日に最終話を迎えた、ディズニープラスで配信中のドラマ『ガンニバル』。主人公である、閉鎖的な山間部の村に赴任した駐在・阿川大吾を演じた柳楽優弥の演技に注目が集まっている。
同ドラマは「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)に連載された二宮正明によるマンガ『ガンニバル』が原作。食人の習慣があるとの噂がある村で、駐在・阿川が壮絶な事件に巻き込まれていく。現在配信中の全7話で物語は完結しておらず、正式なインフォメーションはないものの、シーズン2の配信も確実視されているところだ。
そして、このドラマでとにもかくにも光っているのが、柳楽優弥の狂気に溢れた暴力的な演技である。
「作品の本筋は村の人々の異常な行動や習慣ですが、それ以上に暴走する柳楽さんの演技がすさまじい。躊躇なく人をボコボコに殴るさまは、直視できないほどですし、逆に攻撃されて血まみれになっている姿もまた、見ていられないほどの痛々しさです。こんなにバイオレンスが“似合う”俳優はなかなかいないと、業界内での評価はうなぎのぼりです」(映画関係者)
これまでも映画『ディストラクション・ベイビーズ』で見せているように、暴力的な役柄を見事に演じてきた柳楽。『ガンニバル』によって、アクション俳優としての才能が完全に開花したとの声も聞こえてくる。
「昨今の映画界では、岡田准一さんがトップアクションスターという認識がありますが、今の柳楽さんは匹敵する存在。単純な強さや激しさ、運動神経のよさなどを持ち合わせているのはもちろんですが、狂気を帯びた表情などは唯一無二。『ガンニバル』のようなバイオレンス作品だけでなく、ヒーローものの主人公などを演じれば、新たな魅力が発揮されるのではないでしょうか」(同)
そんな柳楽に対しては、“ポスト織田裕二”との評価もある。
「以前から柳楽さんは織田さんと顔立ちが似ていると言われていましたが、『ガンニバル』での暴走する正義感は、『踊る大捜査線』の青島刑事に通じるところもある。柳楽さんも、『踊る』クラスのシリーズものと出会うことができれば、すぐにでも国民的アクションスターになっていくはずです」(同)
昨今は、韓国産の映画やドラマを中心に、アクション大作も増えている。さらに、ハリウッドでもアジア系俳優が、ヒーローを演じる機会も増えている。
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でも、中国系ヒーロー“シャン・チー”が登場し、今後のシリーズで重要な役割を担っていくと言われています。柳楽さんも、このままキャリアを重ねていけば、そういったところに食い込んでいく可能性もあるでしょう。
その一方で、韓国の作品が世界的にヒットしている流れの中で、柳楽さんが韓国の作品に活躍の場を求めていくことも十分に考えられます。韓国エンタメ界としても、柳楽さんのような逸材はほしいでしょうしね。でも、もしそうなったら、日本の映画・ドラマ界は素晴らしい才能を韓国に受け渡すこととなってしまう。それは日本映画・ドラマ界にとっては大損失です。だからこそ、柳楽さんを活かせるような人気シリーズを生み出すしかない。日本映画・ドラマ界の発展のためには、“柳楽優弥流出”という展開だけは、避けなくてはならないんです」(同)
映画『誰も知らない』で、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞しており、国際的な実績も十分な柳楽。そんな彼を世界的スーパースターにするために、日本のエンタメ界は大注力していくべきなのかもしれない。
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