『旅サラダ』中丸雄一、やはり猫舌すぎて米沢牛を口から出す

2023/02/11 06:00

文＝寺西ジャジューカ（芸能・テレビウォッチャー）

#KAT-TUN #中丸雄一 #旅サラダ #なかまる印

猫舌で、米沢牛を口から出す中丸

　隣のかまくらに到着すると、そこに用意されていたのは「豆もやしのすき焼き」と「豆もやしの炊き込みご飯」だった。

「うわぁ、ゴールデンコンビじゃん、これ」（中丸）

　振り返ると、ここ3週の「なかまる印」は激動だった。フグのフルコース（前々回）→雪山で極寒アクティビティ（前回）→米沢牛のすき焼き＆炊き込みご飯（今回）という動線を辿っており、高低差が異常すぎる。

　特に驚愕は、今回のすき焼きだ。中丸の眼前でA5ランクの米沢牛が投入されるという、スペシャル演出。こんな特別なお肉を放り込んだら、あまり豆もやしは関係なくなっちゃうな……。

「うわわっ、贅の極みだ！」（中丸）

　贅を極める中丸。ワイプを見ると、中継をボーッと見ていたはずの神田（肉好き）が完全に起きている。前のめりに画面を凝視するMC。お肉の登場に歓喜している、というより、激怒しているような……。心境が体外に露呈し、その顔には「食わせろ」「おい、代われ」と書いてある。

　このA5牛肉を、中丸がいただく。

「すいません。米沢牛A5、いただきます……あっつ！」（中丸）

　猫舌すぎて、米沢牛を口から出す中丸。せっかくのA5ランクを前に、おでん状態のかまくら丸。見るからに、やけど確実だ。彼は、そこらの安売り肉でも同じリアクションな気がする。熱すぎて、毎回あまり味わえていなさそうだ。日に日に、芸風がラッシャー板前へ近づいてきつつある中丸。というか、すき焼きをなんでこんなグツグツ煮る必要があるのだろう？

『旅サラダ』スタッフも、殺生だ。ラーメンは出前だったから、ちょうどよい温度で食べることができた。なのに、すき焼きは必要以上に熱々にする。念には念を入れ、猫舌を発動させる仕様。『旅サラダ』は、猫舌丸を逃さない。冬季は雪国ロケが多いため、逆説的に温かい料理（鍋系）が増えるし、春まで中丸の食レポにはハラハラしっぱなしだろう。

　一方、ワイプに映る神田を見ると、まだ口をポカーンと開けている。画面越しの米沢牛にイライラしていそうだ。

　そんなMCを挑発するかのように、朝から肉をモリモリ食べる中丸。スタッフから巻きの指示が出たはずなのに、「巻きかかってる！」と言いながら、のんびりすき焼きを食べ続ける中丸はベテランだ。

　というわけで、今回の「なかまる印」は終了。スタジオでは、この日のゲスト・俳優の犬飼貴丈が感想を述べた。

犬飼　「お腹すきますね」

神田　「この番組はね、スタジオにいるとあんまりいいことないんですよ」

　愚痴を炸裂させる神田。牛肉が食べられない悔しさを隠そうとしない司会術だ。

　さて、本日の「なかまる印」で、中丸は新潟を訪れる模様。1つ、気になることがある。昨日放送『ミュージックステーション 2時間SP』（テレビ朝日系）にKAT-TUNは出演した。つまり、東京で行われた生放送から、そのまま中丸は新潟へ直行した……という流れだ。

　相変わらず、無茶なスケジューリングの中丸。というか、Mステに出るたびに『旅サラダ』の心配をされるのが意味不明だ。アイドルとしては、まごうことなき新種である。