『ブラッシュアップライフ』話題の夏帆は「スポンサー受けがいい」理由
#夏帆
話題作に次々と出演している女優の夏帆に、再度注目が集まり始めている。2022年には、ドラマ『silent』(フジテレビ系)に桃野奈々役で出演。聴覚障害者の女性を表情豊かに演じ「ギャラクシー賞月間賞」の受賞にも選考理由に夏帆の演技が記されるほど貢献した。
演技派女優として、確固たるポジションを得ている夏帆。現在も、安藤サクラが主演を務める『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)に出演中だ。
「『ブラッシュアップライフ』は、バカリズムが脚本を担当するドラマです。タイムリープを題材に、安藤が演じる近藤麻美が何度も人生をやり直しながら、“徳”を積んでいくというストーリー。夏帆は、麻美の幼なじみの門倉夏希を担当している。麻美と夏希に、木南晴夏が演じる米川美穂も加わり、どこにでもいる仲良し3人組を見事に演じている。3人は何回タイムリープしても親友で、毎回バカ話をして盛り上がる設定。30代女性の会話劇をうまく表現していて、夏帆もテンポの良いドラマの面白さを支えています」(民放関係者)
『ブラッシュアップライフ』では、少し天然でとぼけている夏希をイキイキと演じている夏帆。その一方で、Netflixオリジナルドラマとして人気の『First Love 初恋』では、体当たり演技も見せている。
「佐藤健が演じる主人公の婚約者・有川恒美を演じている。気が強く、どこか悲壮感のある女性で、『silent』の奈々にも通じる役です。同作では濡れ場も演じて、夏帆の圧倒的な演技力を楽しめる。佐藤、満島ひかりという2人の主役を食うくらいの存在感です。夏帆の繊細な演技は、セリフを話していないときでも表情でさまざまな感情を思い起こさせる。深みのある演技ができる女優で、30代では数少ない貴重な存在と言えます」(同上)
各新人賞を総なめにした映画『天然コケッコー』で、夏帆が鮮烈な演技を見せたのは2007年のこと。そこから、『海街diary』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『MOTHER マザー』と、映画作品を中心に活躍してきた。
昨年も、話題作となった『さかなのこ』で、のんが演じた主人公・ミー坊に大きな影響を与える幼なじみのモモコを演じたばかり。
抜群の演技力と知名度がある夏帆だが、ドラマでの活躍は意外に少ない女優として知られる。
「夏帆は、時間をかけて役作りするので、時間に余裕がある映画作品に多く出演してきた。ドラマの出演本数も多いのですが、やはり夏帆の良さは役に入り込める映画のほうが光る。テレビドラマでは、しっかりと作り込みをするNHKの作品に多く出ている印象です。ただ、同世代の有村架純や新垣結衣などと比べると地味な印象は拭えない。民放が放送する話題のドラマで主役のオファーはこないのが現状です」(スポーツ紙記者)
そんな夏帆だが、昨年から一気にテレビドラマで注目を受けることになった。その裏には、夏帆の演技の再評価がテレビ関係者の間で起こったからだという。
「なんでも演じられる上に、女性からの人気が高いのがポイントです。夏帆さんが出演者に名を連ねていると、CMスポンサー受けも良くなると評判なんですよね。特に『silent』の奈々役を演じたことで今、人気は急上昇している。今後も、テレビドラマで主役を演じることはないかもしれないですが、ヒロインや主要なキャラでの出演がこれまで以上に増えそうです」(民放関係者)
現在出演中の『ブラッシュアップライフ』の演技でも、その評価は爆上がり中だという。
「安藤・木南と共に、幼なじみの3人が他愛もないトークをする場面が多く、出演シーンも多々。どこにでもありそうな女性同士の普通のトーク場面ですが、これは3人が抜群の演技力で生み出しているもの。誰が見ても普通に見える場面を計算し尽くして、会話のテンポだけで演出しているそうです。
3人の演技力は、ドラマや映画関係者から高評価を得ている。特に夏帆は、過去に映画『架空OL日記』にも出演し、バカリズムの脚本作品は3本目。その世界観をよくつかんでいて、安藤と木南を引っ張る存在です。『ブラッシュアップライフ』はTwitterなどで女性人気が高いことがわかっていて、広告業界も夏帆に注目をしています」(同上)
昨年末の『silent』や『First Love 初恋』から続き、現在も再注目を受けている夏帆。これまで以上に、テレビで見かける機会も増えていきそうだ。
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