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『酒のツマミになる話』市川猿之助ガチ泥酔、チラつく香川照之の影

『酒のツマミになる話』市川猿之助ガチ泥酔、チラつく香川照之の影の画像1
『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)Twitter(@cxSAKEnoTSUMAMI)より

 歌舞伎俳優の市川猿之助が、2月3日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演。本業の歌舞伎では『ワンピース』とのコラボを実現し、ドラマ、映画、CMでも活躍する猿之助が、トークバラエティでも存在感を見せた。

「当日のゲストはフットボールアワー、納言の薄幸、ギタリストのMIYAVI、俳優の高橋健介というメンバーでしたが、主役は完全に猿之助でした。猿之助は冒頭から、すでにヨソで飲んできたことを告白。途中で完全に酔っ払ってしまい、何も面白くない場面で大笑いしたかと思えば、みなが爆笑しているシーンで平然としたり、本番中なのにスタッフに『チョコレートとかある?』と尋ねたり、とにかく自由すぎる振る舞いで、何度も爆笑を誘いました」(テレビ情報誌記者)

 普通なら酔っ払ってテレビに出れば大炎上だが、『酒のツマミになる話』は芸能人が酔っ払った姿を見せる番組。猿之助の振る舞いは番組の趣旨に則ったものだが、酔って本当の姿が見えるのがこの番組の“裏テーマ”だ。ベロベロになった猿之助について、ネットの声は、

「猿之助酒飲むと面白い」
「自由すぎてウケる」
「酔っ払ってて面白い」

と、概ね好意的だったが、

「話の邪魔やなぁ」
「不快な酔っ払いや」
「スタッフへの態度が偉そうでめちゃめちゃ嫌悪感あったわ」

 といったコメントも寄せられた。そして、多くの人が思い浮かべたのが香川照之だ。

 香川と猿之助はいとこ同士。香川は2011年に市川中車を襲名し、猿之助と同じ『澤瀉屋』の屋号を名乗っているが、22年夏に銀座のクラブでのセクハラ暴行事件が報じられ、表舞台から姿を消したのは記憶に新しい。

「香川と猿之助は長らく交友がありませんでしたが、ある時、祖母の墓参りでばったり出会い、それがきっかけでいとこ付き合いがスタート。出身校も同じの2人は本当の兄弟のように意気投合し、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)や『ぴったんこカン・カン』(同)などで共演し、プライベートでも親密な関係です。

 香川の事件に猿之助はなんの責任もありませんが、香川と猿之助は顔がそっくり。“兄”が問題を起こしたばかりなのに、姿かたちがそっくりの“弟”がテレビ番組で泥酔し、スタッフをぞんざいに扱うような危なっかしい言動をすれば、眉をひそめる人が現れるのも無理はないのかも。そうでなくても歌舞伎界は問題が頻発していて、世間の目は厳しくなっているのに……」(芸能関係者)

 香川の話を持ち出されるのは、猿之助にとって完全にとばっちりだが、酔うと横柄になるというのは“黄色信号”だ。それには、テレビにおける歌舞伎役者の特殊なポジションも関係しているという。

「歌舞伎役者やクラシックの演奏家がバラエティに出ることはめずらしくありませんが、扱いが難しいのは事実。出演者もスタッフも、その人が大物なのかどうなのかわかりませんし、どこからどんな批判や苦情が飛んでくるかもわからないので、必要以上に持ち上げてしまう傾向があり、結果的に増長を招くことも少なくありません。

 また、歌舞伎役者やクラシックの演奏家はテレビに軸足を置いておらず、“テレビがダメでも、本業をマジメにやればいいだけ”という感覚が根っこにあるので、どうしても尊大になったり、トークで口が滑ったりしがちです。あからさまにテレビを下に見ていて、『それならオファーを断れ』と思ってしまうような人も中にはいます」(民放バラエティ番組制作関係者)

 もはや歌舞伎役者の醜聞には世間も慣れっこだが、ぜひとも酒はほどほどに。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2023/02/09 11:00
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