なにわ男子・道枝、早々に韓国でも大人気! ジャニ爆推しの狙いは…
#城下尊之
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――1月24~25日になにわ男子の道枝駿佑が韓国を訪れ、主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の舞台あいさつやイベントに出席。2日間で、映画館5カ所、計13回も舞台挨拶を行ったそうです。
城下 日本では2022年夏に公開された通称『セカコイ』は、韓国では2022年11月末に公開され、観客動員数が100万人を超えて大ヒット。現地での興行収入が日本円で約9.6億円にのぼり、歴代日本映画1位『Love Letter』(1999年)、2位『呪怨』(2003年)に続いて3位になったそうです。日本での興行収入は15億円以上。人口の差を考えれば韓国での人気の高さがわかりますね。
――韓国でもこんなに人気とは驚きました。
城下 韓国語の「ミチゲッタ(=おかしくなりそう)」にかけて、「狂ってしまうほど好き」を意味する「ミチゲッタシュンスケ」と呼ばれている道枝さん。ジャニーズは以前から、テレビ番組が放送されていることもあり、アジア・東南アジア圏で人気なんです。かつてSMAPは中国でも大人気でしたし、嵐も台北、ソウル、上海でツアーを開催しています。
――それにしても、なにわ男子がCDデビューしたのは2021年11月。まだ1年と数カ月です。
城下 すごいですよね。2022年のツアーでは、全国約40万人を動員しました。ファンがチケット代やグッズ代で、平均1万5000円を使ったとすると60億円の売り上げになります。King & Princeで約60万人の動員ですから、その健闘ぶりが伺えます。こうした数字を見ても、ジャニーズ事務所の上層部がなにわ男子を推していることがわかる。関西勢のトップグループである関ジャニ∞は、メンバーが脱退するなどしてかつてのような勢いはありませんし、ジャニーズWESTは落ち着いちゃってる。なにわ男子を、トークがイケるバラエティ番組でも使えるアイドル――第2の関ジャニ∞にしたい。すでに、Snow ManとSixTONESは次世代を担う動員力のあるグループになりましたから、それに続く存在に育てていきたいんです。
――なるほど、だから歌だけでなく、ドラマ、映画、CMと次々に仕事が途切れない。
城下 ジャニーズがめいっぱい推して、露出を高めているんです。今は昭和の芸能界と違って、新人でもギャラはタレントにきちんと還元する。CMの契約料数千万円もタレントに分配しているはず。事務所の狙いは、テレビで知名度を上げて、ファンの裾野を広げてコンサートに動員すること。コンサートは何十億円もの収入になりますから、テレビ出演料やCM契約料とは桁違い。そういうグループが多数できれば事務所も安泰です。稼ぎ頭の嵐は活動休止中だし、ファンの年齢層も高い。次世代のファンを作らなくてはならない。
――なかでも道枝推しなんですかね。
城下 道枝さんはイケメンで背が高くて、可愛い雰囲気もあってなにわ男子の中でも1~2を争う人気であることは確か。2017年放送のドラマ『母になる』(日本テレビ系)に子役として出演、近年は『消えた初恋』(テレビ朝日系)、『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)で主演を務めました。でも、西畑大吾さんらほかのメンバーもデビュー前からドラマなどに出演していましたし、どのメンバーも、なにわ男子としてデビューして納得です。
――嵐のような国民的アイドルに育つか、楽しみですね。ところで、Kis-My-Ft2の横尾渉が1月26日に一般女性と結婚したことを発表しました。こちらはいかがですか。
城下 横尾さんはいい年齢ですし、人気も安定しているので何も問題ない。一定の年齢になって仕事もきちんとしていて本人が望めば、ジャニーズ事務所はノーとは言いません。ただ、もうワーキャーとは言われなくなるでしょうね。「それでも構わないですか?」という確認は本人に取るでしょう。横尾さんはもともと落ち着いた雰囲気なので、今後の活動に大きな影響はないのではないでしょうか。
――それもアイドルとしてどうなの?って感じですが(笑)、お幸せに!
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