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EXIT兼近大樹に同情の理由「芸能界にはもっとヤバいタレントがゴロゴロいる」

EXIT兼近大樹に同情の理由「芸能界にはもっとヤバいタレントがゴロゴロいる」の画像1
兼近大樹(Getty Images)

「ルフィ」と呼ばれる連続強盗事件の1人との接点が明らかになった、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹。その処遇について注目が集まっている。

 兼近と関わりがあったのは、フィリピンの入管施設にいる渡邉優樹容疑者。兼近は2012年の札幌での窃盗事件で逮捕(不起訴処分)されており、そのとき渡邉容疑者も逮捕されたと報じられている。この件について兼近はYouTubeで、過去に知り合いだったことは認め、連続強盗事件との関係は否定した。

 今回の騒動を受けて、2月1日開催される予定だったEXIT出演予定の「イブ・サンローラン・ボーテ」のトークイベントは中止。一方でレギュラー出演している『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)は、通常通りに放送された。

「兼近さんが過去に逮捕されたことは以前から公言していて、自著でもその事実について触れています。現在は完全に更生していて、テレビ業界的にも“問題なし”という認識です。しかし、今回の一件ではネット上で兼近さんの過去の行動に対する批判的な声も多く、それを受けてイベントが中止になったということでしょう」(メディア関係者)

 2月2日にはダウンタウンの松本人志がツイッターに<兼近に頑張ってほしいなー>と投稿。著名人も続々と兼近を応援している。

「世間の声は別として、業界内では兼近さんに同情する声が多いですね。とはいえ、スポンサーの意向で今後EXITの出演が見合わせとなる機会はなくもないでしょう。ただ本当に、今回の件に関しては、兼近さんはトバッチリでしかありません。夫の詐欺疑惑が浮上している三浦瑠麗さんのほうがよっぽどグレーです」(テレビ局関係者)

 国際政治学者の三浦瑠麗氏は、夫・清志氏の会社が太陽光発電事業に関する詐欺容疑で家宅捜索を受けたことを受け、『めざまし8』(フジテレビ系)を2週連続(1月26日、2月2日)で欠席している。

「三浦さんが詐欺疑惑についてどれくらい関与していたかは不明ですが、夫婦で住む自宅も家宅捜索をされており、“何も知らなかった”が通用するかどうかは難しいところ。完全に“関係ない”と言い切っている兼近さんとは、事情が異なります。三浦さんに比べれば、兼近さんはまったくのシロ。もっと言えば、三浦さんより真っ黒なタレントもいます」(同)

“真っ黒なタレント”とは一体誰のことなのか。

「たとえばオレオレ詐欺に直接関与していた過去が噂されているお笑い芸人もいますし、投資詐欺の疑いが囁かれ続けているアーティストもいる。裏方に目を向ければ、運営母体がもともと反社だったアイドルグループもあります。もっと悪いことをしているタレントが、過去をきちんと清算せずに活動している一方で、過去の行為を告白し、反省して更生している兼近さんが、責められるのはちょっとイビツだと思います。事情を知る関係者と世間との間には、温度差があります」(同)

 更生してもなお批判にさらされてしまう兼近。彼が本当の意味で救われる日はくるのだろうか。

 

 

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2023/02/04 08:00
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