TKO・木本、謝罪会見で復活アピールも… 次の「爆弾」が爆発寸前か
#本多圭 #TKO #木本武宏
昨年7月、7億円の投資トラブルが発覚して、芸能活動を休止していたお笑いコンビ「TKO」の木本武宏。騒動から約半年経った1月23日、記者会見を開いてトラブルを謝罪したうえ、相方の木下隆行を登場させ、今後のコンビ復活をアピールしたが、テレビ関係者からは厳しい声があがっている。
「木本は会見で、『返済のメドが立った』と説明していますが、それはFX投資のほうだけ。不動産投資トラブルも抱えているんですが、そちらに関しては、他の被害者も警察に被害届を出しているので、事件化する可能性が高い。そうなれば、テレビ局も使いづらいと思いますよ」(吉本興業関係者)
木本の説明によれば、事の経緯は、20代の自称FXトレーダー・A氏からFX投資を勧誘されたこと。そこでA氏に合計10人分約1億7000万円を預けたが、その後、A氏と連絡がつかなくなったっという。
途方に暮れるなか、今度は10年来の友人というアパレル会社元社長のM氏から“FXの損失を取り戻せる”と不動産投資を勧誘され、計4人分5億円強を投資。だが、M氏とも連絡がつかなくなったという。
「木本にお金を預けた人のなかには、吉本興業所属の『平成ノブシコブシ』吉村崇をはじめ、芸人仲間も多く、トラブルの発覚を受けて、木本が所属していた松竹芸能は事実上、契約を解除しました。その後、M氏は、1億6000万円を返済したものの、残りに関しては、『返済する資金がない』という内容証明を木本側に送り付けてきた以降、雲隠れしてしまったそうです」(スポーツ紙記者)
だが、年末になって事態に進展があったという。
「FXトレーダーのA氏からの返済が始まったうえ、M氏からも返済計画が提出されたということで、メディアに会見の連絡をしてきたんです」(前同)
23日の謝罪会見で木本は、「2017年に仮想通貨に興味を持ち、ハマってしまった」ときっかけを説明した後、最大時の借金総額が約4億円だったと明かし、「いろんな方の協力を得て、3分の1程度に収まっています」と現状を説明した。
返済の目処がたったことで、今後はコンビを復活させ、ライブで活動を再開する意向を明らかにした木本だが、ただ、返済計画にはまだ疑問が残っているという見方もある。
「A氏からの返済は進んでいるようですが、M氏の返済計画に関しては、具体的な内容が見えてきていません。しかも、M氏は木本だけでなく、一般人からも金を集めていて、その額は30億円ともいわれていますが、返済する金はないと見られています」(芸能ライター)
ちなみに、M氏は、詐欺まがいで集めた金で、恋人と目されるタレントと海外で豪遊していたというが、昨年11月、このタレントが所属していた芸能プロの社長が山中湖畔で不審死していたことが明らかになっている。
「この社長は生前、M氏に海外の不動産投資の名目で3億円を預けていたと語っていたそうですが、M氏のほうは、社長から“友人をタレントとして売り出してほしい“として、3億円を預けられたと話しているそうです。いずれにしても、社長が金銭トラブルに巻き込まれていたことは間違いないでしょう」(前出の芸能ライター)
M氏をめぐる投資に関しては、複数人から被害届が出されているため、事件化する可能性が高いという。
「事件になれば、木本の返済計画も頓挫するでしょう。相方・木下とのコンビ復活に意欲を燃やしていますが、2人はすでに松竹芸能から離れ、復帰にあたって業務提携したのは、大阪を拠点とする関西人中心のYouTuber・VTuber事務所の『R』。地上波復帰させるだけの力はないと思いますよ」(在阪のお笑い関係者)
多くの番組企画制作を抱える吉本興業関係者は、「謝罪会見にパワハラ騒動で松竹を辞めた木下を同席させたのはマイナスでした。ウチは使いませんが、地上波のテレビ局も怖くて使えないでしょう」と話す。
無事、謝罪会見を終え、ホッと胸を撫で下ろした木本。2月にトークライブで復帰すると語っていたが、地上波復帰はまだまだ困難を極めそうだ。
(文=本多 圭)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事