ダイアン津田篤宏、水ダウ「名探偵ドッキリ」のジャッジと正解
#テレビ日記
ファーストサマーウイカ「正解は私にある」
22日の『ボクらの時代』(フジテレビ系)は、ファーストサマーウイカ、高山一実、そしてフジテレビアナウンサーの宮司愛海の3人によるトークだった。トークの内容はアイドルやアナウンサーとしてのキャラ付けの話や、心を立て直す際の趣味の話、好きな男性のタイプなど多岐にわたったのだけれど、音楽が好きな理由についてのファーストサマーウイカの話が興味深かった。
ウイカは子どものころからステージに立つことが好きだったという。だから「ステージに立つ以外の仕事を考えたことがない」らしい。ステージの上でやる何かが目的ではない。ステージの上に立つことが目的だったようだ。
「途中、声優の学校行ったりとか、劇団に入ったりとか、バンドやったりとか、いろんなことはやった。なんでもよかったから。とりあえずステージに立ってればなんでもいいって感じで、紆余曲折あってここに来たって感じだった」
ただ、そんななかでも一番好きなのは音楽だという。たとえ売れなくても、自腹でもいいから音楽はやり続けたい。なぜか。それを彼女は「ジャッジ」や「正解」といった言葉で説明する。
「お芝居とか、こういうバラエティもそうですけど、ジャッジをくぐり抜けなきゃいけなくて。演出家とか、監督とか。これもディレクターさんがいるでしょ、編集の壁があるわけでしょ。音楽だけは、歌ってその人に聞いてもらったらなんの壁もなく届くから。正解は私にある。それ以外のエンターテインメントは、どこか正解が誰か他人の手にある」
それに気づいたときから、ステージの上でやるもののなかでも音楽がもっとも好きになったという。そう語ったあとで、「音楽ばっかりやってたら、芝居やりたいなってなるし。お芝居やってたら、バラエティやりたいなってなるし」と補足したりもするわけだけれど。
なるほど、ほかのエンターテインメントに比べ、音楽は相対的に表現者のメッセージがストレートに届くもののひとつかもしれない。もちろん音楽も間にいろいろ人が挟まることがあるだろうけれど、特にステージでの歌手と観客の関係は夾雑物が比較的少ないようにも思う。そんなステージから届く歌手の言葉、楽器の音に胸を打たれることも多い。最近見たテレビ番組だと、1月14日に放送された『レギュラー番組への道 おかえり音楽室』(NHK総合)でのAwichのパフォーマンスが圧巻だった。
で、このあたりは好みの問題にもなってくるのだろうけれど、そういった相対的にストレートなパフォーマンスに魅力を感じる一方で、ストレートではないものにもまた私は惹かれてしまう。それこそ、ダイアン・津田の探偵ドッキリである。周囲からのさまざまなジャッジが交錯するなかで、解を探っていく謎解き。その面白さ。多方向からの意図が乱反射するなかで輝くその人の色もまた魅力的だ。
探偵役を務める腹をくくると標準語になっちゃう津田。決定的なヒントを見つけると声が大きくなっちゃう津田。犯人がわかるとドキドキしちゃう津田。あのチャームとおかしみの同居はなんだろう。謎だ。
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