赤羽VS十条を徹底比較! 実際にマンションを購入するならどっち!?
#不動産投資 #東京これから買える街
1.人口や世帯数、年収の比較
駅周辺の地域で再開発が進み、町全体が生まれ変わってきている赤羽駅。
JRの京浜東北線、埼京線、宇都宮線・高崎線、湘南新宿ラインの5路線が利用でき、さらに赤羽駅から徒歩8分の場所にある赤羽岩淵駅では、東京メトロ南北線の地下鉄の利用も可能な東京北部の交通の中心地です。
2023年に工事の着工、25年に完成予定の『赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業』も決定しており、ますます目が離せない注目の街です。
一方の十条駅も、『十条駅西口地区第一種市街地再開発事業』により、商業施設やタワーマンションなどを建設中で、2024年10月31日の完了を目指しています。
まずは、共に再開発が続く両駅の人口と世帯数推移のデータを比較していきます。
●1-1.人口と世帯数の推移とその比較
北区が発表した人口に関する統計データを基に、赤羽駅周辺(赤羽1-3丁目)と十条駅周辺(上十条1-5丁目)の世帯数と人口の推移を考察していきます。
データを確認すると、赤羽駅は世帯数、人口共に上昇傾向なのに対し、十条駅は2022年に世帯数が増えているものの、全体的に減少傾向であることがわかります。
赤羽駅周辺の世帯数が増加している要因として、再開発の進行はもちろん、近年お酒好きの聖地として多くのメディアに取り上げられたことや、『住みたい街ランキング』や『穴場だと思う街ランキング』等で常連となってきたことなどが考えられます。
※参照:北区HPより
●1-2.駅徒歩圏の人口予測の比較
次に、各駅徒歩15分圏内の人口推計のデータを見てみます。
上記のグラフは『国土数値情報(H30国政局推計)/国土交通省』のデータを国際航業が編集・加工した情報を元に作成されたグラフです。
データを確認すると、赤羽駅は長期的に見ると減少傾向にあります。
駅前再開発が進む十条駅も2040年までは上昇を続け、その後減少していくと予想されています。
このデータだけを読み取ると、人口増加が見込めないことに不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、この結果を考慮して、北区では問題点や改善策を打ち出し、ファミリー層や若年層の定住化、出生数の増加に向けて対策を講じています。
「子育てするなら北区が一番!」を合言葉に、北区では子育てするための支援策が充実しています。
また、令和6年度から5年を計画期間とする「(仮称)北区子ども・子育て支援総合計画」も策定され、今後ますます支援が充実していきそうです。
区がサポートすることに加え、今後大学の開校や住みやすい街として一躍人気が出たことを考慮すると、上記の人口予測を上回ることも期待できそうです。
●1-3.駅徒歩圏の年収の比較
次に、赤羽駅と十条駅の年収別世帯数の割合を比較していきます。
赤羽駅は、年収200万円未満の世帯が十条駅と比べて特に多く、約20.8%程度を占めることがわかりました。
一方、年収300万~700万未満の世帯数を比べると、十条駅の方が割合が高いことがわかります。
また、両駅共に年収200~600万円の割合が高く、単身者から一般家庭にも愛されている地域だと言えそうです。
●1-4.人数別世帯数の比較
上記のグラフは、赤羽駅と十条駅の世帯数を比較したグラフです。
赤羽駅は、十条駅に比べて単身世帯は少なく、2人以上の世帯数が多いことがわかりました。
また、割合としては単身世帯、2人世帯だけで75.4%を占めており、家賃や物価の安さが学生や単身者から愛される理由の一つとなっているのかもしれません。
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