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日刊サイゾー トップ  > 「ルフィ」の“賢すぎる”手口

「ルフィ」連続強盗団の“賢すぎる”手口、ほかスクープ14本

愛子さま、雅子さま、紀子さま「歌会始」御歌の真意

 ところで、私はスポニチをとっているが、このところの一面は、羽生善治と藤井聡太との王将戦が多い。

 これまで、将棋がスポーツ紙の一面を飾るのはめずらしいが、藤井時代になって、将棋に興味のない人も関心を持ってきたということか。

 今回は、天才という名をほしいままにしてきた羽生が、52歳にして勝つと、大山康晴十五世名人と並ぶという。

 大山時代は知っているが、彼が強すぎて、将棋を見る気がしなくなったことを覚えている。

 藤井も大山になるか。それとも、羽生が大山と並んで50歳を超えて王将になるか。

 前評判は藤井絶対優利だった。一局は藤井が勝ったが、二局で羽生が意地を見せた。

 羽生は、藤井に負けず劣らずAI将棋で研究しているというが、ここに賭ける意気込みが伝わってくる好勝負だったらしい。

 だが、3局で藤井が勝ち、どうやら大勢は決したようではある。

 私は、羽生という人には会ったことはないが、故・米長邦雄のような権力欲はなさそうで、人柄の良さがテレビからも伝わってくる。

 このままずるずる負けてしまうのか、一矢を報いるのか。私は、羽生を応援しているのだが。

 

「もみぢ葉の 散り敷く道を 歩みきて 浮かぶ横顔 友との家路」

 これが読み人知らずだったら、どうということはないと思うが、あの天皇の長女・愛子さんの歌会始の一首だといわれると、なにやら、有難い思いがするのは、私が日本人だからだろうか。

 選者である歌人の永田和宏は、

「言葉選びが若々しく清潔な印象で、素直なとてもよい歌だと感じました」

 と褒めている。

 さらに、

「ご自分のことを詠っているのですが、背後に今の社会を如実に色濃く反映しているところが、素晴らしいと思います」

 とべた褒め。

 まあ、こんな歌をとけなすわけにはいかないだろうが、私には素直だけれど深みのない歌に思えるのだが、まあそんなことはどうでもいい。

 雅子皇后は、

「皇室に 君と歩みし 半生を 見守りくれし 親しき友ら」

 と詠んだが、これも話題を呼んでいると文春が報じている。

 この親しき友は誰を指すのだろう。天皇と娘以外に、親しき友がいるのだろうか。それは宮内庁の中の人間ではないだろう。苦難の半生を振り返り、よくここまで来たものだと感慨ぶかい思いが伝わってきそうな歌ではある。

 紀子さんの歌。

「春楡の 卓の木目を 囲みつつ 友らと語る 旅の思い出」

 こちらは少し“技巧”の跡が窺える。本当は、子どもらと語り合いたいのであろうが、それが叶わない思いがあるのではないかと勘繰ってしまうのは、私だけだろうか。

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