『キラーカブトガニ』公開でサメの時代は終わったんだとさ!
#ショウムライター #エクストリーム
ようみんな、知ってるかい?
そうだ今年は卯年で元号は令和を迎えてもう5年が経っていて、おっさんのうだつは相変わらず上がらないしサイゾーの原稿料も上がらないし(好き勝手やらしてもろてるのでそれは当たり前であると言うキートン山田風ツッコミ)、そしてサメの時代は終わったんだとさ!
干支にサメがいないのは勿論の事であるので、始まりも終わりもまた巡り来る事も決してないのであるが元々、その意味合いではないというかそもそも干支に魚類がいないというか干支の話はどうでもいいのだけれどもおっさんは子年ですチューチューとして、そのサメの時代の元年を定めるとするのであればそれは映画『JAWS』が公開された、1975年であるとして異論を挟む者は恐らくおるまい。
そんな48年間続いたサメの時代を終わらせた海洋生物とは生きた化石の異名でお馴染みであるカブトガニなのだそうだ。
対抗馬はピラニアだと思ってたんだけど、まさかのダークホースいやダークシュークラブ(カブトガニは英名Horseshoe crabだそうですがテストには出ません)ではないか。少なくともかの著名(悪名高き)な立川シネマシティが極上爆音上映として本作を選んだ事からすると、あながち間違いではないのだろう(詳細は下記URL参照)。
「ボンクラ【極爆】第3弾、1/20(金)公開『キラーカブトガニ』に決定。この【極爆】には、理由がある。」(CINEMACITY NEWS 12月27日配信記事より)
https://ccnews.cinemacity.co.jp/killer_kabutogani_goku-baku
ついでにみんな知ってるかいな話で言えば、巷で流行りのY2K。2000年代初頭のカルチャーを指す言葉であり、その様相を取り入れたファッションが若者にウケているとの事なのだが、おっさんは本作をY2Kとして含めるべきだと思いながら鑑賞していた。
おっさんのY2K即ち2000年代初頭は高校生~大学生辺りであり、その時分は売り上げの7割がAVで成り立っている地元のレンタルビデオ店でアルバイトをしており、その職権をフルに濫用する形で色々な映画をタダ借りして観まくっており、その知識と経験が今日こうして映画も書ける#ショウムライターの血となり肉となり金となっている訳であるが勿論、AVもタダ借りしており、その知識と経験は血にも肉にも金にもそして決して無駄にもなっていない訳であるというどうでもいい文章。
やたらと晴れやかな海沿いの街で繰り広げられるパニックと、それに立ち向かう人々の青春と兄弟愛と親子愛は、正しいティーンホラーの王道を行く内容であったし、やっぱりプロム(アメリカの高校生活最後に開催されるダンスパーティの事)はメチャクチャになったし(パーティシーンをそうするのも王道中の王道)、終始能天気なノリと西海岸のメロコア風味のBGMやメタフィクションなエンディング(曲も映像も)など、オフスプリングとか311とかゼブラヘッドとかシュガーレイとか聴きながら通学してバイトして帰って借りて来た下らなくてつまんねえんだけどサイコーに面白いホラー映画(勿論大半がアルバトロス配給)とAVを観てたおっさんからするともう、懐かしいわ愛おしいわ、本作で望郷心に駆られたアラフォーのおっさんは多い筈だというかそんなおっさんは俺の同志というか殆ど俺です。
そんな愛しき“アルバトロス感”に溢れていつつも物語としてはちゃんとしていて、ラストの大いなる飛躍で驚かせもしてくれて、これをきっちり描き切った監督とこれをしっかり演じ切った役者とその周りのスタッフ陣はマジで、全員いいヤツというか俺の同志というか殆ど俺なんだろうなと思う内容でした。
冒頭でも取り扱ったキャッチコピーである「サメの時代は終わった。」が鑑賞後に別の意味合いを帯びてくる所なんかホントに、これ付けた御仁には一杯ご馳走したいの心持ちではあるのだが、何と先日飛び込んできた速報によれば来る4月14日からは『妖獣奇譚 ニンジャ VS シャーク』なる映画(しかもこのタイトルでまさかの邦画)が公開されるとの事。
サメに取って代わったカブトガニの時代が三日天下になるのか否かも楽しみな所ではあるがそれはまだ未来の話であるので、今日までで確実な事は以下の三点だ。それは
・ナートゥの次はラドゥであった事。
※近日公開!
・エクストリームは信頼に足り得る配給会社である事。
・サイゾーからの依頼で書いた当記事ではあるがその題材がこんなんじゃなくてマジで良かったけどこんなんでも喜んで書きますので引き続き宜しくお願い申し上げますという事。
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それでは、本作から端を発してキラー何とかの映画にハマってキラーコンドームに当たって尻怪獣アスラに辿り着く未来のアルバトロサー或いは殆ど俺が生まれる事を願って。
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