櫻井翔『大病院占拠』チープな演出とネタバレ連発のトンチキドラマが逆に高評価
#ドラマ #櫻井翔 #大病院占拠
嵐の櫻井翔が主演を務める土10ドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)が、いろいろな意味で注目を集めている。
ストーリーは、櫻井演じる捜査官・武蔵三郎が、病院を占拠した鬼のお面をかぶった武装集団と戦う「ノンストップ籠城サスペンス」。病院関係者などが人質に取られ、絶体絶命のピンチを迎えることになる。
ここまで、視聴率は初回が世帯平均で7.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)、さらに1月21日に放送された第2話は7.6%とまずまずの数字だ。
「櫻井が主演ということで、雑誌の取材なども多く放送前から注目を集めていました。7%台ということで若干物足りない数字ではありますが、2話目で微増ながら視聴率がアップしたのは素晴らしいところ。ただ、社内ではドラマの出来に関して疑問の声を持つスタッフも多くいます」(日テレ関係者)
派手なアクションや爆破シーンが見どころのはずだったが、あまりにチープすぎる内容で、テレビ関係者にある種の驚きを与えている。
「爆破は合成バレバレのCGも多く、コントのような出来です。また、櫻井の動作も鈍く、武装集団から逃げる際にも緊迫感がない。アクションシーンにキレがなく、なぜ櫻井を起用したのかが不明なところ。テレビ関係者の間では、『予算がなかったのか?』などと、あまりにお粗末な作りに驚きの声があがっている」(民放関係者)
さらに、ネットユーザーからは「ネタドラマ」として認知されている始末だ。
「第2話では、武蔵の妻である医師・裕子(比嘉愛未)が武装集団によって高層階から突き落とされるシーンがある。この窮地を夫である武蔵が救うのですが、どう見ても確実に間に合っていないタイミングで落下する裕子に手を差し伸べ、引き上げた。そもそも、裕子についていたはずの重りなどもなぜかすべて外れた状態になっていて、その雑すぎるシーンにネットユーザーが大爆笑。もはやネタとして認識され、『逆に面白くなってきた』というまさかの声で溢れています(笑)」(スポーツ紙記者)
その後、代わりに落とされた武蔵が“奇跡的”に助かるわけだが、すべてがご都合主義で、ストーリーはまだ2話というのに早くも破綻。そんなところもツッコミ満載のドラマとして話題で、これはこれでオイシイ気もするのだが、ジャニーズ事務所はこうした流れにイラ立ちを隠せないようで……。
「運動神経があまり良くない櫻井の起用に、ジャニーズ事務所は当初、難色を示していたという。でも、謎解き要素も多いので知的な櫻井にピッタリだと日テレは説得し、結局はジャニーズサイドが折れる形で櫻井を出演させたんです。しかし、蓋を開けてみればトンチキドラマ扱いされているわけで、ジャニーズが怒るのも当然では」(民放関係者)
ただ、日本テレビはしたたかに、ネットでのブームに便乗しようと考えているようだ。
「もはや後戻りできない状況。視聴率確保のためにも“ネタドラマ”の流れを最大限利用するつもりです。今後は、ドラマの中でさらにアクションシーンを増やして、話題になるネタを全力で提供しようとしているとか……。また、人質はそれぞれ裏で“悪事”を働いていて、武装集団が私刑として裁く展開でストーリーは進んでいる。第2話では、病院の清掃員が幼女への暴行事実を暴かれたばかり。それぞれの悪事をかなりヒドイ内容にして、ネットで評判になるようにしていくようです」(スポーツ紙記者)
視聴率が上がったのも、ネットでの意外な反響が要因になっている可能性は高い。現在も、武装集団の正体明かしがTwitterを中心に盛り上がっている。
「リーダー格の『青鬼』は、口元だけでSexy Zoneの菊池風磨で間違いないと考察するユーザーが多い。武装集団は鬼のお面をかぶっているものの、口元はしっかりと露出している。次々とTwitterの特定班に暴かれはじめています。日テレは同局で放送した人気ドラマ『あなたの番です』や『真犯人フラグ』のように、視聴者に考察させる展開を考えていたようです。なので、鬼の正体探しがSNSで盛り上がっているのはうれしいところ。ただ、ストーリーから考察させるのではなく、口元で特定されるというのはなんとも詰めが甘いのですが(笑)」(民放関係者)
なんにせよ、”ネタ”好きなネットユーザーの間で話題となっている『大病院占拠』。櫻井は何を思う?
櫻井翔『大病院占拠』、初回で用意されている“サプライズ”は菊池風磨やSnow Man?
嵐・櫻井翔が主演する日本テレビ系土曜ドラマ『大病院占拠』がいよいよ14日からスタートする。脇を固めるキャストの知名度に「地味」との声が上がっているが、それを吹き飛ばす...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事