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中条きよし「年金いらないから750万払わない」無知すぎた詭弁、ほかスクープ15本

中条きよし「年金いらないから払わない」

 さて、中条きよし(76)という古い演歌歌手がいる。『うそ』というのが代表曲である。『うそ』をつきっぱなし、もとい、歌いっぱなしで参院議員にもなった。

 その中条には、年金未納、額は750万円にもなるそうだが、それを払っていないという問題もあると、文春が報じている。

 中条は、年金はいらないから、未納金も払わないといっているという。そんな理屈は通らないだろう。

 日本年金機構の人間が、年金は現役世代が納付した保険料で、その時代の年金受給者の生活を支えるという趣旨のものだから、俺はいらないから払わないというのは理由にならないという。そりゃあそうだ。

 どうしても払わないというのなら、財産を差し押さえるということもあり得るという。

 さっさと差し押さえすればいいと、私などは思う。日本維新の会もえらい人間を議員先生にしたものだ。

 

 ゴルフの松山英樹や蟬川泰果を輩出した東北福祉大というのは、新潮によれば、運営母体は曹洞宗だそうだ。

 松山などの恩師、阿部靖彦監督は、大学の元理事長で、曹洞宗の宗務庁強化部長だった喜美候部謙史と昵懇になり、今や大学の実権を握ったも同然だと、新潮が報じている。

 2019年には、当時の学長だった大谷哲夫と副学長を交替させるという人事にも、阿部監督の意向が働いていたというのである。

 何やら、日大の権力闘争を彷彿とさせる内情だが、スポーツ専門の門外漢が学内の人事にまで口を出すのはいかがなものか。

 松山や蟬川の“介入”まで、もし出てくれば、大ごとになりかねない。スポーツと権力争いは別物だ。二つを追い求めるとろくなことにならないのは、多くの過去の事例が教えてくれているではないか。

 

 ところで、認知症ものが全盛である。私は、自分に認知症のケがあるから、こうしたものはほとんど読んでいるが、これはというものは少ない。

 だが、そうはいっても、知りたい方もいるだろうから、今週の新潮から紹介しよう。

 2017年に、権威ある『ランセット』に発表され、2020年に改訂された論文には、認知症の発症リスク12の因子というのがあるという。

 難聴、喫煙、高血圧、糖尿病、運動不足、過剰飲酒などだが、この危険な因子を排除すれば、認知症の発症リスクを40%も低減できるというのだ。

 それには、運動、知的活動、コミュニケーションが必要だという。

 ここまでは誰でも、そうだろうなと思うだろう。

 興味深いのは、五感の中で真っ先に衰えるのは「嗅覚」だそうだ。したがって、嗅覚を保つことが認知症予防の第一歩で、嗅覚トレーニングを行えというのである。

 例えば、花の香りを嗅ぎ分ける。バラの花か梅の花か。中でもレモンの香りが認知機能回復に効果があるそうだ。

 コロナに感染すると、嗅覚がやられ、匂いがわからなくなるといわれる。

 そうなると、高齢者の場合、認知症になる危険が増すということか。

 よし、さっそくレモンを買ってきて匂いを嗅いで、食べよう。

 とまあ、こうした特集を読むと、すぐに実践に移したくなる。その効果のほどは? わかりません。

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