中条きよし「年金いらないから750万払わない」無知すぎた詭弁、ほかスクープ15本
#週刊誌スクープ大賞
今週の注目記事・第1位「『野田聖子前大臣』夫婦で訴訟会見の翌日に『元暴力団夫』がラブホ不倫」(『週刊新潮』1/26日号)
同・第2位「貴乃花娘(20)デビューは河野景子とフジの暴走」(『週刊文春』1/26日号)
同・第3位「『TIME』も報道『世界的権威』がコロナワクチンに警鐘『追加接種見直しを』」(『週刊新潮』1/26日号)「コロナ死者6万人とワクチン危機論を徹底検証 ワクチンの嘘と真実」(『週刊文春』1/26日号)
同・第4位「衝撃レポート 国家の敗北、EV敗戦 トヨタが中国企業の軍門に下る日」(『週刊現代』1/28日号)
同・第5位「M-1王者錦鯉はなぜ最年長で『笑い神』を掴めたのか」(『週刊文春』1/26日号)
同・第6位「『長嶋茂雄』不在で勝手に謝罪『一茂』が『江川』に明かした『空白の一日』真相の波紋」(『週刊新潮』1/26日号)
同・第7位「逆襲の菅が仕組んだ『安倍派』『麻生派』解体計画」(『週刊ポスト』2/3日号)「『詰めるだけ詰めろ』岸田首相自画自賛が止まらない」(『週刊文春』1/26日号)
同・第8位「巨人に激震『暴力反社』と密接交際!?『オコエ瑠偉』参加の宴会で“傷害事件”が!」(『週刊新潮』1/26日号)
同・第9位「4人の賢者が徹底解説!〈決定版〉『認知症』の『予防と対策』全知見」(『週刊新潮』1/26日号)
同・第10位「『曹洞宗』内紛の黒幕は『松山英樹』『蟬川泰果』恩師」(『週刊新潮』1/26日号)
同・第11位「中条きよし議員が年金未納七百万円に『払わない』」(『週刊文春』1/26日号)
同・第12位「大坂なおみ“夫”の『逮捕』『50倍格差』『意味深歌詞』」(『週刊文春』1/26日号)
同・第13位「ガーシー参院院議員(51)一斉家宅捜査を受けて『3月帰国』を表明 警視庁『常習的脅迫で立件』との攻防戦」(『フライデー』2/3日号)
同・第14位「共産党激震! 志位委員長に3冊の挑戦状」(『週刊文春』1/26日号)
同・第15位「今井瑠々(26)寝がえりの裏で自民元大臣の長男に求婚していた」(『週刊文春』1/26日号)
同・第16位「道枝、長尾が…ジャニーズ成人式復活の不思議な裏側」(『週刊文春』1/26日号)
【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!
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週刊朝日が休刊する。
スポニチ(1月20日付)は、「日本最古の総合週刊誌」と見出しを付けた。まるで化石のようだが、内容も、失礼ながら、この欄で取り上げるようなスクープはなく、毎号、前頁を貫いているのは“やる気のなさ”であったから、部数低迷(昨年7~9月の平均印刷部数は約7万4000部)も致し方なかったと思う。
私が毎号読んでいるのは嵐山光三郎の『コンセント抜いたか』(不思議なタイトルであるが)だが、このままいけば週刊新潮の人気連載だった山口瞳の『男性自身』を連載回数で抜けるのではないかと思っていたが、残念だ。
嵐山の連載は週刊現代にあったものを持ってきたものだった。武田砂鉄の連載もたしかサンデー毎日から持ってきたと記憶しているが、どこかでやらないかな。
かつては産経新聞の週刊サンケイ、読売新聞の週刊読売もあったが次々に消え、週朝より売れていないサンデー毎日も休刊準備に入っているように思う。
昔、読売新聞のトップから、どうしたら週刊読売の部数を伸ばせるかと聞かれたことがあった。
私は、「なんであんなに面白くない週刊誌が出せるのか不思議だ。私を編集長にすれば、すぐに50万部の週刊誌にしますよ」と答えた。
同じことが今の週朝にいえる。
後にも、やはり読売の幹部から、読売ウイークリー(週読の後継雑誌)を生き残らせる方法を聞かれた。
私は、「ページを減らして、毎週土曜日、読売新聞の付録にウイークリーをつけたらどうか。読者も喜ぶし、あっという間に1000万部の週刊誌ができる」と答えた。
週朝は一考したらどうか。
現在、週刊誌といえるのは文春と新潮だけで、現代が始めた月3回刊は、ポストをはじめフライデーなど、ほとんどの雑誌がやっている。
経費削減のためとはいえ、あまりにも姑息なやり方で、読者を戸惑わせている。
講談社、小学館という大手出版社が、週刊誌をやり続ける人材も資力なくなっているのである。週刊誌の衰退は、出版社ジャーナリズムの衰退である。
朝日新聞は、週朝を休刊にしてAERAを残すという。部数も影響力もないAERAを選択するという方針に、異論が出ているようだが、その理由は、そもそもの生い立ちにある。
私が知る限り、広岡知男社長の時、小説も女性のグラビアもないニュース専門の雑誌を出そうという話が持ち上がった。それがAERAで、この雑誌は社長室直轄の雑誌になったのだ。
そういう成り立ちから、AERAを残そうと決めたのではないだろうか。だが、大学入試情報も扱わない雑誌では、生き延びるのは難しいのではないか。
朝日新聞は、社の業績は堅調などといっているが、不動産収入が新聞の売れ行き不振を補っているだけである。
週朝の休刊が、朝日新聞の休刊の始まりにならないか。
さて、まず最初は、文春のジャニーズ事務所のお話から。
ジャニーズは今年、17年ぶりに「成人式」を復活したという。1月10日、赤坂氷川神社になにわ男子の道枝俊佑と長尾謙杜、ジャニーズJr.らの11人が参加して、ファンも10人以上が集まったという。
1999年に明治神宮で開かれた第1回成人式には、ファン2000人が押し掛けたというから、ずいぶんこじんまりした式だったようだ。
ジュリー社長が、次々と退社するメンバーの歯止めをしたいためなのかもしれないが、事前に知らせていなかったとはいえ、ファンの数の少なさは、今のジャニーズの現状を表しているようで、何やらうら寂しい話である。
お次は、立憲民主党から参院選に出馬し、落選した後、今度は自民党に擦り寄り、春の県議選に出ると表明した今井瑠々(26)のお話。
立憲民主党は見込みがないから自民党に鞍替えし、県議で当選したら上を狙うというのは、よくある話である。
主義主張などどうでもいい。何が何でも「議員バッジ」をつけたいという軽薄な理由からであろう。
しかも、参院選で戦った古屋圭司元国家公安委員長の長男で、古谷の後継者と目されている一郎に近づき、会食をした後、今井はこう呟いたというのである。
「私、一郎さんと結婚したいです」
今井には夫がいる。一郎が、「結婚してるでしょ?」と聞くと、
「国会議員になれるなら、離婚して稼ぎます」
といったそうだ。
文春によると、当時、夫は離婚の危機状態にあったというが、一人になって、シングルマザーになったほうが票が取れるのではないかと考えていたのではないかというのだ。
求婚も、酒の上のことだそうだが、国会議員になることだけが目的で、手段を択ばないような女性が、県会議員を踏み台にしてのし上がろうというのは、有権者軽視である。
この記事を読んだ地元の有権者たちは、「絶対この女には入れない」と固く誓ったことだろう。
現役の共産党員である松竹伸幸が書いた『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』が党内に激震を呼んでいると、文春が報じている。
この本の出版元は文藝春秋で文春新書だから、本の宣伝臭はプンプンするが、まあ、紹介してみよう。
この本と同時に、別の出版社から2冊の共産党批判本が出るそうだが、どれにも松竹が絡んでいるそうだ。
松竹の主張は、2000年から22年間も代表を務めている志位和夫を降ろして、ヒラ党員も含めて党首選挙をするべきだというものだ。
今は約200人の中央委員会が決めるので、全会一致になり、党勢の拡大にならないと批判する。
現に、党員数は減り、しんぶん赤旗、日曜版の部数は減り続けているそうだ。
党員が減り続けていることは事実だし、私はしんぶん赤旗の日曜版を取っているが、近所で赤旗を取っている家はあまり見かけない。
自民党でさえ党員も総裁選への一票を持っているのだから、共産党もそうしたらいいと、私も思う。
そろそろ党首には、武骨なおじさんではなく女性がいいな。上田耕一郎や不破哲三の時代は、2人が共産党員としてはカッコよかったから、党員も新聞の読者も増えたに違いない。
連合の芳野友子会長には全くガッカリだが、女性の共産党委員長が出れば、党勢拡大につながるはずである。
土井たか子は山を動かし、社会党を大きく伸ばした。小池百合子も一瞬だけだったが、もしかするとと思わせてくれた瞬間があった。
長すぎる志位を降ろして、魅力的な女性に替えればいい。共産党の中にはそういう女性がいるではないか。と、私などは考えるのだが。
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