SixTONES『声』に仕掛けられたおっさんホイホイ… 庄村聡泰が偏愛レビュー
#SixTONES #ショウムライター
観られて良かったし迫力あったし素敵だったのはSixTONES 渋谷ハチ公前広場『声』特大広告。黒ずくめの6人組がそれぞれの手にマイクを携え”世界が「声」で賑やかでありますように。”との事なのだが、うん、つくづくおっさんもそう思います激しく同意略して禿同ですし賑やかなだけでは何ですしいっそド派手に盛大に賑々しく行きやしょう生きやしょうと思う次第にごぜえます聞こえてますか2023年と言う概念とやら。
ジャケ写も同じくシンプルな白ホリ(白ホリゾントの略語)スタジオに、黒で統一されたメンバーが、マイクを携え佇むという個と全の強さでもっての、そしてタイトルは、潔し威勢良しな漢字一文字という強さでもっての、真っ向から「伝え」に来ているなと言う印象でしたがいやはや中身がまたこれ賑やかどころか賑々しいばかりでもなく、
賑々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々
でしたね。
いやあニギッとるよこりゃあ。もう完全にニギッとるしニギニギッてすらあるとまでおっさんは思っちゃうよ。いやそれでもまた足んねえやな言うなればこれは、
ニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギニギ
でした。
いやだってさいきなりアカペラから来るとは思わなかったんすもん。
前作『CITY』収録の「Everlasting」がゴスペルからの影響を伺わせる曲調だった事や、この曲でもそして「Imitation Rain」でも「THE FIRST TAKE」への出演という、思い返してみるに確かにその前フリはあった。が、それがこうして「声」というアルバムの第一声として、美しいが過ぎる着地を決めて来やがるとは。
これが先に記した「強さ」で「伝え」に来ているな、とジャケ写タイトルそして中身即ち音楽に至るまでもの強固な統一感、コイツに先ずは喰らわされたと言う由縁である。何つうかこういうのがあるからおっさんも、SixTONESには信頼の念を抱いてしまうと言うか、「カッコいい」のベクトルにえも言われぬ男臭さと汗臭さが含まれている、そんな気がしているのだ。
そんな「Overture -VOICE-」でこれはアガるぞ滾るぞSixTONESウウウ次のファーストテイクは是非ともこれで、番組史上最短分数を叩き出しちまって下さいなんて事を思いながらアルバムを聴き進める事にすると、とびきり賑やかな「Boom-Pow-Wow!」が開幕の音頭を取る。
叫べ騒ぎな声上げなとしきりにこちらの心身を煽動するアッパーチューン……なんて書くと所謂「よくある感じ」なのだが、そこで鳴るのはギラギラのシンセではなく、けたたましくブロウするホーンを模したリフだったり、サビでは激しいアコギのストロークがフィーチャーされたりと、生楽器的な肉感が中心に据えられているのが嬉しい。
遊び心溢れる歌割りの配置と、怪しげなサーカスなんかを想起させるメロディラインや、ハンドクラップではなくフィンガークラップでサビに行く流れなんかはもうゾクゾクしましたし、少々強引だがSMAPの「SHAKE」のダークサイドな解釈として聴くとより楽しい。
「らしさ」を存分に聴かせる「Good Luck!」も、サビ後半「明日は 明日の」とリフレインさせるくだりの歌メロがいやに切なげで、キュン死させた所でとんでもねえハードコアチューンをぶっ込んできやがるのがたまんねえ「Outrageous」。
バキバキのドロップ(EDM用語で要するにサビの事)も然りではあるがビルドアップ(こちらはEDM用語でBメロと解釈頂けると)でこんだけ引っ張るか? と。終盤の”Here we go now”の”now”へのボイスエフェクト~ノイズ~スネアロール~”Outrageous!!”とのタイトルコールで先述のバキバキが繰り出されるのだが、その間何と20秒。しかもしっかり3回繰り返される。ううむ、狂気だ。
ジャジーでファンキーでスピーディーな「共鳴」なんかは最早これがあるから、おっさん共は全員SixTONES聴いてみろ、と大文字で赤文字でお願いしたい歌メロは勿論の事、楽器が全部めちゃテクニカルでついでに速いと言うもう大好物なヤツ。
お次はがっつりファンクに振った「人人人」、そして作者は前曲同様の佐伯youthK氏(「僕が僕じゃないみたいだ」もこちらの御仁)これはもう、ごめんなさい。どうやら佐伯氏の作品はことごとくツボらしいです。これ聴いた人はKroiなんか聴いてみて欲しいし、Kroi好きならこれ是非とも聴いてみて欲しい。いや本当に、もっと交差した方が良いんですよ、折角音楽好きなんだから。
チークタイム的な「Chillin’ with you」のノリに心地良く身体を預けたり「SUBWAY DREAMS」に激励されたり「PARTY PEOPLE」で次の夏のロマンスへ想いを馳せたりからの珠玉の激シブバラード「わたし」である。イントロだったりサビだったり曲全編にカウンターメロディとして鳴らされるストリングスで想起したのは、安全地帯の「あの頃へ」だったり米米クラブの「手紙」だったり。所々に入る女性目線の歌詞を情感たっぷりに歌い上げる様なんかもう、バーよりはスナックだし、カクテルよりは焼酎が似合う(おっさんの意見です)のでこれはその内、酔ってカラオケで歌いそうな気しかしていない。絶対楽しいし絶対泣けちゃう。
「Boom-Pow-Wow!」も「共鳴」も「わたし」もそうなのであるが、スト担の方々にはこういった楽しみ方をしているおっさんがいる事をどうか、笑って許して欲しいし、こういったある種のおっさんホイホイがそこかしこに仕掛けられているとしか思えない楽曲があるからこそやはり、おっさんはSixTONESの事を信頼してしまうし、そんなおっさんが増えて欲しいしそんな所が好きな同志と出逢いたいしそんな同志と酒を酌み交わした上で「わたし」をデュエットして、何ていい曲なんだあと抱き合って泣きたい。因みにそんな「わたし」はこれまた佐伯氏の仕業である。チキショウ佐伯氏ありがとう愛してる。
ついでに記事前半の「賑々」と「ニギニギ」のくだりは6人に合わせて60文字にしてあるので、こちらもどうか怒らないで笑って許して欲しいしそもそも、当記事を笑って読んでくれたそこの貴方(アラフォーのおっさんであるとなお良し)と俺は酒を飲み、語らい、「わたし」をデュエットしたいのだ。
あとやっぱライブ観てえドーム行きてえサイゾーさんお願いします。
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