『スッキリ』打ち切り&後番組MCがヒロミじゃなくて山里亮太になった裏事情
#山里亮太 #スッキリ #ヒロミ #DayDay
17年続いた『スッキリ』終了まで、あと2カ月ちょっと。その後番組のMCを任されたのは、“天の声”として出演してきた南海キャンディーズ・山里亮太だ。ついに“声”のみの出役から、地上に降り立つことになる。新番組のタイトルは『DayDay.』だという。
そもそも『スッキリ』はなぜ終わるのだろうか。打ち切りに追い込まれる事情とは?
「複合的な理由が考えられます。まずは視聴率の低下。1月10日の同番組の視聴率は、8時から9時半までの第1部は世帯5.1%、個人2.8%。9時半から10時25分までの2部は世帯3.4%、個人1.8%。ちなみに裏の『ラヴィット!』は世帯2.9%、個人1.6%と、さほど変わらない数字になっています。『ラヴィット!』も当初から喧伝されている割には決して良くはないのですが、対外的な評価も込みで、議論の対象外になっているところが強い。
一方『スッキリ』はMCの加藤浩次が闇営業騒動で吉本興業への反発を強め、加藤節を炸裂させるなど、どこか英雄視される部分もありましたが、結局は吉本との契約を解かれるなど後ろ盾を失い、いつ番組を降ろされてもおかしくない状況だった。
そこに、例のアイヌ騒動がありました。『スッキリ』は加藤の咆哮とは正反対に、VTRも日テレらしく精度の高いものが作られるなど信頼度が高かったのですが、そうしたダブルチェック、トリプルチェックが肝だったところに差別的な表現が問題視されたことは致命的でした。2部は一時期、NiziUを生み出す『Nizi Project』で視聴率も上向きでしたが、それも落ち着いた今、視聴率は下落しています」(テレビ業界関係者)
もはや、打ち切りはやむなしといったところだったのだろうか。
「『スッキリ』としては続けたいところでした。10月からはスタジオのセットも一部リニューアルし、東京スカパラダイスオーケストラが新しい番組テーマソングを作曲したばかりでした。しかし、日テレの場合、打ち切りの大号令は意外といきなり来ますからね。スタッフや現場は大混乱だったことでしょう。ただ、そもそも新しくテーマソングを作るところに、すでに番組の疲弊化の芽があるわけですが……」(同)
そして、気がかりなのがヒロミの処遇だ。現在、後番組のMCは山里と日テレの黒田みゆアナウンサーと発表されており、もう一人は今後発表されるという。すでにヒロミがMCに就任と確定情報のように伝える媒体もあったが……。
「司会としてのキャリアも豊富で、『有吉ゼミ』『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』で日テレとの関係も良好、さらに『スッキリ』の火曜コメンテーターと、引き継ぐには十分すぎるほどの材料があった。ただし、極力コストカット、シェイプしたい日テレとしては、加藤と同等、もしくはそれ以上の条件を欲するヒロミを担ぎ出すことは到底できないはず。
ただし、山里も、打ち切り報道が飛び出した11月当初、東野幸治との会食の席で『ネットニュースはいい加減ですよ~』『何回スッキリが終わるっていうデマのネットニュースが流れるんですか!?』と語るなど、真に受けていなかったことからみると、後任選びが難航し、彼に“お鉢”が回ってきた可能性もある。そこにヒロミの名前も候補にはあったのかもしれませんが……」(同)
ただ、ヒロミとワイドショーの相性は意外に悪いという。
「『スッキリ』や『ワイドナショー』、またかつて出ていた『バイキングMORE』を見てもわかりますが、コメンテーターとしてポイントで置く分にはいいのですが、いかんせん語彙力がないため、実は主張が伝わりにくいところがあった。そのため、選ばれなくてよかったのでは」(同)
だが、その意味では、誰が後任になろうと叩かれるのは目に見えている。時事や経済、外交、生活情報と幅広いジャンルを扱う番組に、ほぼ初めて真正面から挑む山里も、これから試練の時を迎えるかもしれない。果たしてどうなるのか。
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