セブンイレブンで「飯田商店」と「とみ田」が冷凍麺に! 500円の価格も強気な商品の味やいかに
#セブンイレブン #カップ麺一行3昧 #中華蕎麦とみ田
「とみ田」麺量超大盛の“かけつけ麺”!! 「中華蕎麦とみ田監修 金の濃厚つけめん」
続いては「中華蕎麦とみ田監修 金の濃厚つけめん」516円(税込)。圧巻の麺量大盛の商品で、500円超えの価格設定だけではなく、商品の大きさにも驚かされます。
千葉・松戸の名店で全国区の知名度を誇り、セブンではカップ麺やお弁当コーナーのチルド麺でもおなじみの「とみ田」。お店の看板メニューであるつけ麺だけではなく、二郎インスパイアでもトップランナーの存在となっています。まるでキャプテンシーとプレーの両方で湘北を引っ張る主将・ゴリのようですね。
以前にも「とみ田」の冷凍つけ麺は出ていたことがあり、ガツンとくる魚介や、スープの酸味や甘味のメリハリ、そして圧倒的なボリュームの素晴らしい商品でした。
こちらもカップ麺に比べると調理方法は煩雑で、麺は長時間(6~7分)のレンジ調理の上、水で冷したり水切りしたりする必要があります。スープは沸騰したお湯で加熱しなければなりません。もはや料理ですよね。お湯を沸かして入れるだけのカップ麺が素晴らしいと思う瞬間です。
先ほどの「飯田商店」と同様、こちらもやはり具は入っていません。以前の「とみ田」冷凍麺では、少ないながらチャーシューが1枚入っていましたが、今回はなくなってしまいました。代わりに、麺が300グラムから400グラムに増量されており、冷凍食品としては他に類を見ないような麺量となっています。
豚骨をベースに醤油だれを加え、魚介をしっかり効かせた豚骨魚介のスープ。「豚骨魚介」といえばガツンと魚介を効かせるイメージですが、今回は豚骨や豚の旨みが分厚く感じられ、豚が主役となっています。豚が強い一方で、相対的に魚介はおとなしめ。以前の冷凍麺ではもっと魚介が強かったので大きな変化です。
実際の「とみ田」のお店でも、2020年あたりから「TOKYO X」というブランド豚を用いたスープがメニューの中心となっており、豚へ力点がシフトしています。今回もその変化が反映されたものと思われます。
以前は魚介粉のパンチに加え、甘味や酸味もハッキリ感じられましたが、今回はスープの中心に豚骨があり、魚介は脇役、甘みや酸味は味に彩りを添える程度でした。
麺は極太のストレート麺。全粒粉がたくさん入った褐色の麺で、色が濃くて全粒粉の粒が大きく見えます。弾力もすごく、かなりもちもちしていました。つけ麺店の本物さながらの麺の食感で、今回の濃いスープに対しても負けないどころか、スープを制圧しかねない強さ。
そして圧巻は400グラムの麺量。以前の300グラムでも重量級でしたが、今回はさらにパワーアップ。お店の「並」と同じ麺量とのこと。大盛前提のつけ麺の並盛は他のラーメンに比べて麺量が多く、お店ではもっと少ない「小」や「ミニ」もよく食べられているようです。
以前までの「とみ田」冷凍麺のスープでもやりましたが、今回も残ったスープを捨てるのが忍びなく、ご飯を入れてしまいました。筆者がご飯好きなのもありますが、魚介と醤油が入っているスープは米と相性抜群。麺より相性がいいまであります。ただでさえ麺量が多い上にご飯まで食べさせてしまうとは、この商品は本当ダイエッター泣かせ。でも諦めたらそこで試合終了なので、済んだことは気にせず、食べてからまた頑張ります!
完成度の高さと具がない二面性
どちらの商品も、スープと麺の完成度の高さはお見事で、高額商品とはいえ文句の付けどころがありません。「飯田商店」の鶏ガラのキレと細麺の上品さと、「とみ田」の豚骨の力強いスープと超大盛で食感も抜群の太麺は、残念ながら現状のカップ麺ではなかなか真似のできないレベルでした。
一方で、どちらも具が入っていないのは残念。具にコストを割かないからこそのスープと麺のレベルの高さなのは理解できますが、それでも高額商品なので一抹の寂しさは感じてしまいました。安西先生……具が食べたいです!!
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