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セブンイレブンで「飯田商店」と「とみ田」が冷凍麺に! 500円の価格も強気な商品の味やいかに

セブンイレブンで「飯田商店」と「とみ田」が冷凍麺に! 500円の価格も強気な商品の味はいかにの画像1
(右)「らぁ麺 飯田商店監修 金の醤油らぁ麺」494円(税込)、(左)

 今回は、セブンイレブンなどで売られている、セブン&アイグループのプライベートブランド「セブンプレミアムゴールド」から登場した「らぁ麺 飯田商店」「中華蕎麦 とみ田」の冷凍麺をレビューします。

 セブンプレミアムのカップ麺で再現されているラーメン店の中でも、今やツートップ人気の「飯田商店」と「とみ田」。今回は両者、冷凍麺で揃い踏み。しかもセブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」のプレミアムラインである「セブンプレミアムゴールド」からの登場です。どちらも500円前後で一般的な冷凍麺より100~200円ほど高く、かなり強気な価格設定となっています。

 高額商品なので当然、ハードルが高くなりますが、両店とセブンプレミアムの評判を考えれば、そんなハードルなどラクラク飛び越えていきそうですよね。

「 飯田商店」まさかの“かけラーメン”!! 「らぁ麺 飯田商店監修 金の醤油らぁ麺」

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「らぁ麺 飯田商店監修 金の醤油らぁ麺」(2022年12月9日発売)

 まずは「らぁ麺 飯田商店監修 金の醤油らぁ麺」494円(税込)。神奈川・湯河原の人気ラーメン店「飯田商店」の再現ですが、お店で食べるためには予約サイトで速攻なくなる席の争奪戦に勝利しなければなりません。

 都心から離れた立地な上、ラーメンで最低でも1600円(税込)もする価格設定でもあり、席争奪戦含めて食べるためのハードルはかなり高いお店ですが、人気店の雰囲気を冷凍麺で楽しめるのならば、500円でも決して高くはないですよね。

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スープ類の湯煎と鍋調理が必須

 お店に行くのに比べれば冷凍麺はお手軽ですが、さすがにカップ麺に比べるとちょっと手間がかかります。「スープ」や「かえし」を湯煎して温め、火にかける鍋調理も必須となっています。

 麺の食感や具の充実ぶりなど、カップ麺は現状の技術だと冷凍麺に勝てない部分が多いですが、こと調理法については圧倒的にカップ麺に利があります。(※カップ麺の連載なのでカップ麺の良さを力説してみました!)

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なんとスープと麺だけで具が入っていない”かけラーメン”!

 油脂の浮いたキラキラした醤油味のスープに、いかにも上品そうな細めの麺の組み合わせ。でもこれ、具が入っていません。“かけラーメン”状態です。高額なことに驚く商品でしたが、高額なのに具がないことにさらなる驚き!

 この傾向はカップ麺でも同様で、「一蘭」の商品では高額なのに具が入っていませんでした。スープがあまりに美味しくてそれでも満足できましたが、今回は果たしてどうなのでしょうか。

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鶏ガラのキレと鶏油の丸みが特徴の醤油味スープ

 豚鶏に魚介も加えた醤油味のスープで、表面に油脂が浮いています。別添袋のうちベース部分となる「スープ」には、いろいろ入っている中でも特に鶏ガラが強く感じられ、軽く舌の横に苦みすら感じられます。複雑な味の中でも鶏が主役を張っていました。食後の鶏ガラの余韻は、桜木花道の山王戦でのブザービートもビックリなレベルです。

 一方の「かえし」には、醤油味や油脂が入っています。油脂は鶏油が中心で、鶏ガラのキレと対比するように丸みが感じられました。鶏ガラ醤油味といえばあっさりなイメージがありますが、鶏油によって決してあっさりではない味に仕上がっています。

 ホームページの商品説明によれば、「スープ」と「かえし」の「混ざりたての状態」が美味しさにつながるとのことですが、「スープ」部分が濃く感じられたり、「かえし」部分が濃く感じられたりと、混ざりきらずに揺れがあることが、飽きのこない美味しさにつながるのではないかと感じました。

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細めでストレートの麺

 麺は細めストレート。お店の麺に比べてひとまわり太くてつるみが強いように見えますが、しっとりした食感で、上品なスープとしっかりマッチしています。存在感が控えめなので、麺よりスープがやや勝ったバランスとなっており、鶏ガラや鶏油が強いスープの魅力を麺が引き立てていました。

 細めの麺ながらも伸びたようなやわらかい食感にはなっておらず、控えめながらもしっかり噛み応えがあります。麺の質感の高さは、冷凍麺の大きなメリットといえるのではないでしょうか。

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