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フジ『ぽかぽか』竹野内豊出演回で“視聴率1%台”の惨事! 原因は…

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フジテレビ『ぽかぽか』公式サイトより

 フジテレビ系『ポップUP!』の後継番組として、1月9日からスタートしたお昼の帯番組『ぽかぽか』。ネット上では、ゆるい番組の雰囲気を評価する声や、ハライチ・岩井勇気の毒舌に「面白い」との賛辞も目立つが、視聴率はまだまだ評価するタイミングにないようだ。

 お笑いコンビ・ハライチとフリーアナウンサー・神田愛花がMCを務める『ぽかぽか』は、「みんなの“楽しい”が集まる場所」をコンセプトに、平日の昼帯に3時間にわたって放送。同局社長の港浩一氏いわく、「開局65周年記念イヤーを迎えるフジテレビの第1弾となる番組」だとして、同局のバラエティ制作センターが同枠では2年3カ月ぶりに担当している。

 番組開始後、初回が世帯平均視聴率3.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調スタートであることが複数のメディアに報じられたが、翌日の10日放送回では2.1%までダウン。ちなみに、この日はマツコ・デラックスが約1時間20分にわたり出ずっぱりで、昼帯の生出演はかなり珍しいことからネットニュースでもとりあげられ、話題性は高かった。

 さらに、トークコーナー「ぽいぽいトーク」に竹野内豊と黒木華がゲスト出演した13日放送回では、1.7%(個人0.8%)を記録。早くも1%台を叩き出してしまったのだ。

 なお、同日は「ぽいぽいトーク」の後、一般の家族が生出演するゲーム企画「心臓バクバク!ファミリープレッシャー」や、やはり一般の赤ちゃんが出演する「生中継!赤ちゃんハイハイレース」、柔道ロンドン五輪金メダリスト・松本薫に一般人が勝負を挑む「松本薫と手押し相撲バトル」と、素人参加型企画を連続して放送していた。

 もちろんこの段階で何かをジャッジするのはしのびないが、いささか先行き不安な状態の中で、“バラエティ色が強い”という共通点から、朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)と比較されることも多い。

『ラヴィット!』も世帯平均視聴率2~3%台といまだ厳しい数字が続いているが、「TVer」の見逃し配信は健闘していると見られており、その一つの指標となる「お気に入り数」は、ジャニーズや乃木坂46メンバーのレギュラー出演もあって64.3万人。一方『ぽかぽか』はまだ、始まったばかりということもあって「お気に入り数」は1.3万人(18日現在)と寂しい印象。この先、どこまで数字を伸ばせるか注視したいところ。

 ひとつ期待できるならば、バラエティ番組を好む視聴者の中には、「朝は『ラヴィット!』、昼は『ぽかぽか』を見る」という人も少なくない様子。ただ、あくまでも生活情報が軸となっている『ラヴィット!』に比べ、『ぽかぽか』はバラエティに振り切っているため、視聴者を選んでしまっている状況なのかもしれない。

 案の定、裏番組に水をあけられているが、おそらくこれからもさまざまな手を売ってくることだろう。お昼の番組なので過激な企画は難しいと思われるのでやはり、『笑っていいとも!』や『バイキング』のようにトークはひとつのキモになると思うのだが……。

 

 

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2023/01/19 09:55
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