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藤井風、サイババの“ステルス布教”に批判
さて、サイババという名前が出てきた。私らの世代には懐かしい名前である。
彼の名前が知られたのは1990年代。「人間はみな神の化身だ、愛をもって生きろ」と説いた。
それ以前からインドブームで、若者たちがインド旅行に行くことが流行した。そのはるか前には、ビートルズがインド音楽に入れ込み、何度もインドを訪れていた。
私の周りにも、サイババかぶれとでもいうような人間たちがいて、部屋にお香を焚いてフリーセックスを実践している者も多くいた。
サイババに会いに世界から人が押し寄せ、2011年に84歳で亡くなった時、資産が2兆8千億に達すると報じられたこともあったという。
サイババの名前が出てきたのは、紅白で2回目の出場を果たした藤井風(25)というシンガーソングライターの歌詞や歌の題名に、サイババの言葉がちりばめられているというので、宗教二世たちが中心になり、「アルバム名や歌詞がサイババの思想であることをファンに伏せたまま音楽活動を行うことは、いわば“ステルス布教”です。聴き手は知らぬ間に、サイババ思想の入り口に立たされている。こうしたプロモーションのやり方に抗議し、他のファンの意見を募っているのです」と批判したからである。
サイババと統一教会を一緒にするのはどうかとは思う。藤井がいっているのは、「あなたはわたし、わたしはあなた」という歌詞ぐらいで、どうということはないと思うのだが。
こうしたことも、統一教会問題が起こらなければ問題にもならなかったのだろうし、サイババもビックリ、というところか。
どんな宗教も、いいことをいっているのだ。だが、それを金儲けのために口から出まかせにいっているところが、いい宗教と悪い宗教との分かれ目だ。
サイババにはまったく関心はないが、それほど目くじらを立てる内容ではないと思うが、いかがだろうか。
ポストから1本。大阿闍梨というのは地球1周と同じ約4万kmを7年かけて徒歩で巡拝する「千日回峰行」を満行した僧侶のことで、1000年以上続く歴史の中で、50人しかいないという。
そんな偉い人だが、まだ47歳。千日回峰を満行したのは、まだ34歳のときだそうだ。
そんな大阿闍梨に、ポストはサラリーマンの「定年後」の生き方を聞いているが、変わったことをいっているわけではない。
健康を保つために運動しなさい。妻と一日中顔を突き合わせるのだから、掃除などの家事を手伝いなさい。
とまあこんなことだが、最後の、死についての言葉が胸に刺さった。
「人生の終わりを意識し始めれば、必ず『死』の恐怖が付きまとう。光永師も『千日回峰行を満行したからといって、死の恐怖を克服できるわけではありません』と語る。
「『自らの死を悟っておられるか』とのお尋ねには、『いつ死ぬのかは分かりません。明日、寿命が尽きたとしても後悔のないよう、今日を生きております』とお答えしています。(中略)日々の生活の質(クリティ・オブ・ライフ)をほどよく維持し続けることこそが、死の想念に囚われない秘訣かもしれません」
この年になると、死を考えない日はない。大阿闍梨でも死の恐怖があるという。私のような凡人は恐れて当然なのだ。
といっても、死の恐怖がなくなるわけではないが、まあ、日々是好日。そのうちボケて分からなくなる。それが人生だ。
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